アーカイブ | RSS |
連携講座 > 平成27年度連携講座
平成27年度連携講座 : 平成27年度 第11回連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2016-08-24 16:15:03 (402 ヒット)

平成27年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第11回

 

日 時 20151221日(月)1425分~1540

会 場 静岡大学 人文社会科学部 大講義室

受講生 170

講 師 高柳 渓一 様  石巻市役所 保護課 

人文学部 37回 法学科 平成17年卒

 

演 題  『 “おごりの春”を大切に 』

 

 

【1】はじめに

(1)はじめまして。

・皆さんこんにちは、高柳渓一と申します。ここ静大人文に平成13年4月に入学し、17年3月に卒業しました。卒業して10年が経った節目に、このような機会をいただき、本当に感謝しています。

・私はいま、宮城県の石巻市役所で働いています。皆さんもご存じですよね、平成23年の震災では本当に甚大な被害を経験しましたが、未来に向けて着実に復興を遂げつつある街です。(震災直後の様子や復興の状況を画像で紹介しました)

・とはいえ、静大を卒業してすぐに石巻市役所で働き始めたわけではありません。卒業後まず、静岡市役所の非常勤職員として2年働き、その後、浜松市役所の正規職員として働き始めました。そして今年度は被災地派遣制度により、派遣職員という立場で石巻市役所で働いています。

(2)今日話したいこと

・今日の講義で皆さんに伝えたいのは、まず「市役所って、こんな職場」だということ。市役所の職員がどんな仕事をしているのか、大きな組織のほんの一部分ではあるけれど、私のこれまでの経験を通して知ってもらえたらと思います。

・また、「生活保護って、こんな世界」ということ。現在私は保護課、生活保護を担当する課で仕事をしているのですが、日々の仕事を通して、貧困は他人ごとではない、いつ誰にやってくるかわからない、ということを本当に感じています。生活保護・貧困といった世界への視点を持ち、福祉の制度といった社会資源の知識を深めていくことはとても役に立つと思います。

・そして、「社会人になるって不安?大丈夫、何とかなる」。皆さんの中には、既に進路や就職を明確に考えて行動されている方もいらっしゃると思いますが、そうではない方も多いことと思います。高柳は本当に落ちこぼれだと自分で思っていますが、落ちこぼれなりに何とか今までやってこれたということをお伝えし、「大丈夫、何とかなる!」とエールを送りたいと思います。

 

【2】静大での4年間

 それではまず、私の静大時代について話していきたいと思います。

(1)静大に入るまで

・家庭の事情もあり、自宅から通学できる大学しか選択肢がなく、恥ずかしながらかなり後向きな受験生だったと思います。受験直前に、アイセル21(静岡市女性会館)でベアテ・シロタ・ゴードンさん(GHQのメンバーとして日本国憲法起草に携わり、

24条にある両性平等の条項成立には彼女の尽力があったとされる)の講演を聴く機会があり、男女共同参画・ジェンダーといった分野に関心を持ち、そこからようやく静大の人文で学ぶことに前向きになれたと思っています。

(2)静大での私

・決して真面目な学生だったとは言えない日々でしたが、いま話した通りジェンダーに関する分野が一番の関心で、図書館で片っ端から本を読み、アイセル21やあざれあ(静岡県男女共同参画センター)で開催される講演・講座などにも参加して学びを続けていました。また、サークルは管弦楽団(オーケストラ)に所属し、楽器の習得・演奏に打ち込んでいました。「これが好き!」というものができると本当に充実した毎日を過ごせるし、それに伴って仲間と出会う・つながる機会も多く得ることができ、本当に良いと思います。

(3)就職活動

・こうして、それなりに充実した毎日を送っていたと思いますが、就職・進路を考えるとなかなか気が進まず、就活ウツともいえる状況になってしまっていました。皆さんへのアドバイスとしては、アルバイトやボランティアなど何でもいいので、早いうちから大学の外で社会・社会人と接点を多く持つようにし、「働く自分」のイメージを作っていくのが良いのではないかと思います。

・大学2年~3年時に静岡国体の市民ボランティア、大学4年時にアイセル21の研究会に参加したことで、静岡市役所の職員さんと知り合い、大きな行事の運営や男女共同参画の推進といった市の仕事を身近に感じることができ、私もこんな仕事に携わってみたい、と思い、公務員・市役所職員を目指そうと決意しました。採用試験直前期になって試験勉強を始めたわけですが、公務員試験の問題はセンター試験の延長的なものや、大学の科目に関係なく取組める部分が多いので、少しでも公務員志望の気持ちのある方は、ぜひ問題集を早いうちからやっていくことを勧めます。また、私は4年時はほとんど昼夜逆転の生活で勉強していましたが、やはり健全な生活習慣を維持した方が良いかと思います。

・結局、正規の公務員試験(+α)は全て不合格で、浪人も考えましたが、最後の最後で静岡市役所の非常勤職員の採用試験を知り、受験して合格しました。ひとまず仕事の世界に飛び込み、働きながら正規の公務員を目指そうと思いつつ、私の静大での4年間は終わりました。

 

【3】市役所での10年間

 それでは、社会人・市役所職員となった私のこれまでについて、話していきたいと思います。

(1)静岡市・生活安全課

・生活安全課という課に配属されました。名前だけだとどんな仕事をする課なのかイメージが湧きにくいと思いますが、交通安全・防犯といった安全なまちづくりに関すること、計量器の検査に関すること、消費生活に関すること、この3つの分野が合わさって1つの課として成り立っています。

・私は交通安全事業の担当となり、交通安全のPRイベントの準備・開催や、各種文書の作成、啓発物品の購入、などの事務を行っていました。社会人1年目で右も左もわからない状況でしたが、上司・同僚の皆さんのおかげで仕事を進めることができ、本当に恵まれた日々だったと思っています。

・仕事と並行して採用試験の勉強を続け、二度目の採用試験に臨みましたが、今回もまた不合格。このまま一生合格できないかも、と考えて本当に落込みましたし、仕事のミスも目立って悪循環に陥ってしまった時期もありました。失敗やストレスがあっても、引きずらない、気持ちを切替える、リフレッシュする、という習慣をつけると良いと思います。

・年度末になり、非常勤は基本的に異動がないと聞かされていたのですが、まさかの異動となり、大慌てで片付けをしました。公務員・民間問わず、多くの職場で突然の異動・転勤ってあり得ることだと思うので、常に備えて仕事の整理・片付けをこまめに行うことが大切かと思います。

(2)静岡市・建設政策課

・異動したのは建設政策課という所で、いわゆる「用地」の仕事をする課です。道路を新設したり拡幅などの整備を行うには土地の取得が必要ですよね。取得したい土地の地権者さんへの訪問・説明を行い、金額算定に関わる事務を行い、契約を締結し…、という流れです。

・職場にはベテランの優秀な方が多く、用地の仕事って本当に奥が深いな、と感じました。自分も少しでも覚えたい!ともがいてはみるものの空回りしてばかりで、皆さんに貢献できなくて悔しく感じることもありました。「いま何から身につければいいか、誰にどうやって聞いていけばいいか」を考えることができたと思っています。

・相変わらず採用試験の勉強は続けていて、この年も静岡市は不合格、でも浜松市に合格することができました。既に2年働いて本当に充実していた職場を去る未練は少なからずありましたが、これも運命だと思い、浜松へ行くことを決めました。

(3)浜松市・保育課

・浜松市役所での最初の職場は保育課で、いわゆる「保育園」に関する仕事を行う所です。子どもを保育園に入れたくてもすぐに入れられない、待機児童の問題ってニュースなどでよく聞きますよね。(待機児童に関するニュース記事を紹介しました)待機児童の解消に向けて、保育園の整備などの対策を行っています。

・私が担当した仕事は、まず公立保育園に関する業務で、各保育園との諸々の事務連絡や、保育園で使う物品の購入などの事務。また、認可外保育施設、いわゆる無認可の保育園の業務を担当した時期もあり、安全で適切な保育が行われているか確認・指導のため、各保育園への立入調査が担当業務の中心でした。(認可外保育施設に関するニュース記事を何件か紹介しました)

(4)浜松市・お客さまサービス課

・3年間の保育課での仕事を経て、「お客さまサービス課」に異動となりました。名前だけだとどんな仕事なのかわかりづらいと思いますが、上下水道部、水道や下水道について担当する組織の中の課で、給排水工事(建物の新築や建替などで、上下水の配管を扱う工事)の受付窓口の仕事です。申請に来る業者の方への対応、申請書類の電算入力処理などを延々としているのですが、入力などを間違えばお客様からいただく水道料金などが間違ってしまうわけで、気を抜かず正確に処理することが求められていました。

・1年目の最後、平成23年の3月に震災が起きました。避難所などへの給水業務のため、浜松市の上下水道部でも多くの職員が石巻市へ短期派遣され、私も一時期、給水車で避難所を回る毎日を送りました。本当に微力ではあるけれど、自分たちの仕事が誰かの役に立っていることを実感できた気がしました。

(5)浜松市・中区社会福祉課

・お客さまサービス課での3年間を経て、中区社会福祉課へ異動し、生活保護の担当となりました。仕事の詳細は後ほどお話します。

・生活保護の担当は30人ほどいて、全員が同様の仕事をするので、周りの皆さんがとても優秀に感じられ、自分の落ちこぼれ感を強く感じることもありました。その中でも、精一杯仕事を楽しんで頑張ろう、と模索する毎日だったと思います。

・身近な人で派遣勤務になった人が何人かおり、派遣勤務に興味を持つようになりました。「落ちこぼれなりに少しでも成長したい!」と思い、派遣希望を出した所、選んでいただくことができ、石巻へ行くことになりました。

(6)石巻市・保護課

・引続き、生活保護の仕事をしています。仕事の詳細は後ほどお話します。

・浜松市で既に2年、生活保護の仕事をしてきましたが、事務処理の進め方や受給者の方々への支援の行い方など、細部の違いは多く、一から覚えることの連続です。今年度の保護課は派遣職員が9人いるのですが、支え合って乗り切っていくことは本当に充実した毎日だと感じています。

 

【4】生活保護について

それでは、今日のメイン、と言えるほどの内容をお伝えできるかわかりませんが、生活保護の話題に入っていきたいと思います。(生活保護の現場を描いたマンガ、柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』の場面や、ネットで閲覧できるニュース記事・画像を紹介しながら講義を進めました)

(1)生活保護とは

・憲法25条にある「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための制度として行われているのが生活保護です。制度の中心は、様々な理由で生活等の費用に困窮している人に対して、保護費を支給することです。また、ただお金を出すだけではないのが生活保護制度の特徴で、ケースワーカーと呼ばれる私たち職員が、被保護者の自立のために面談・指導など、各種の支援を行っています。

(2)貧困は、他人ごとではない。でも見えにくい。

・ある日突然貧困に陥る、というのは誰にも起こり得ることだと思います。傷病だったり、仕事を失ったり、稼ぎ手を失ったり…。私たち一人ひとりが、自分の問題として常に意識していなければいけないことだと思います。

・もちろん女性に限ったことではないと思いますが、最近特に「女性の貧困」という話題を耳にします。報道によると、この20年で正規の職に就ける若い女性は急速に減り、高卒者の場合、約5割にとどまっています。また、働く世代の単身女性の3分の1が、年収114万円未満で生活しており、20代のシングルマザー世帯のうち、およそ8割が年収114万円未満で生活しているといわれています。

・日本の生活保護の捕捉率(保護が適用される生活水準の人のうち、実際に保護を受けている人の割合)は2割にも満たないといわれていて、貧困が見えにくい要因の一つだといわれています。

(3)誰でも申請できる、はずだけど

・正しく生活保護を実施する名目で、いわゆる「水際作戦」が多く行われ、生活保護を必要としているのに受けられない、という事例が多くあると言われています。

・生活保護へのネガティブな視点、バッシングは根強くあると思います。確かに不正の事例は散見されますが、大半の受給者は正しく受給していることに留意すべきだと思います。

(4)ケースワーカーの主な仕事

・面談・・・保護を新たに受けたい方からの相談や、保護受給中の方からの報告・相談などを受けます。電話がかかってきたり、窓口に来られたり、対応に追われます。

・保護費の計算・支給・・・各受給者の方の収入などの変更を把握し、保護費の計算処理を行います。毎月の保護費支給日の窓口はとても混雑しています。

・家庭訪問・・・生活状況の把握や各種指導のため、定期的に各受給者の方の家へ訪問し面談をします。また突発的に訪問しなければならない場面も多くあります。人それぞれの人生に向き合うのは本当に重く感じますが、少しでも相手のことを知りたい!という思いで取組んでいるつもりです。訪問を終えて職場に戻ると、記録の作成などを行います。

・この他にもいろいろな事務を行っています。ケースワーカーは大変、とネガティブに語られがちな仕事ではあるけれど、誰かの人生に深く向き合える、自分にとっても貴重な経験のできる仕事だと思っています。

 

【5】市役所ってこんな所

 ここまで、私のこれまで経験してきた仕事をお伝えしましたが、改めて、私の感じる「市役所ってこんな所」というのをお伝えしたいと思います。

(1)市役所は何でも屋

・本当に多岐に渡る仕事をしていて、何でも屋、と言えるのが市役所だと思います。業務は課などの組織に細分化されてはいますが、いろいろな所で関連し合っていて、本当にスケールの大きさを感じることができるのが市役所の仕事の魅力だと思っています。(市役所の組織図を見せ、この課はどんな仕事をしているのか、を何例か紹介しました)

・特に一般行政職の場合、全く別の分野に異動になることも多々あります。異動の都度、一から学ぶ、という姿勢をずっと持っていることが求められていると思います。

・多彩な仕事があるわけで、総じて多様なキャラクターの人が集まっている世界だと思います。その中で、「自分はこれが得意!」があることは、とても強みになると思います。

(2)市民の目は厳しい

・確かに公務員は安定した仕事かも知れませんが、懲戒処分となる事例も多々あります。(自治体職員の懲戒処分のニュースを何例か紹介しました)

・どこの街でも、いわゆるハードクレーマーな方は少なくないと思います。(私がネットで見つけた、役所の仕事や職員について批判的な記事を多くアップされているブログを紹介しました)そのような方にも誠実に対応することが求められます。

(3)定型的な仕事だけでなく

・近年特に、「都市間競争」とか「選ばれる自治体」といった話題をよく耳にします。自治体職員は定型的な業務をこなすだけでなく、市政の課題に対して各自が積極的に考え、発信していくことが求められていると感じています。(静岡市の「エンジェルプロジェクト」、鯖江市の「JK課」など、私が調べていて特にユニークだと感じた取組みを何例か紹介しました)

 

【6】市役所職員を目指す人に

残り時間が少なくなりましたが、市役所職員になりたい方向けに、今から何をしていけばいいのか、私なりの考えをお伝えしたいと思います。その他の公務員や民間企業を目指される方にも、適宜応用できるかと思います。

(1)ぜひやってみてほしいこと

・市役所の職員になって何がしたいのか?を見つけてほしいと思います。「この仕事がしたい!」とピンポイントで言えるものがあるのは本当に良いと思うし、そこまで絞り込めなくても、こうなりたい、と理想の職員像をイメージしていけると良いと思います。

・市のホームページをよく読みましょう。本当に広範な組織でどこから攻めていけばいいのかと思うでしょうが、まずは自分の興味のある分野のページから見ていくと良いと思います。議会や審議会の会議録などもかなり勉強になると思います。

・お客さんとして市役所のいろいろな課に足を運びましょう。市役所を繰返し利用する中で、職員の方々の仕事ぶりや職場の空気などを感じることができると思います。

・ぜひ直接、職員の方々と会い、生の声を聞いてみましょう。「大学の勉強で○○について調べています」でも、「市役所職員を目指しています」でもいい、直接コンタクトしてみましょう。

・多くの自治体で、インターンシップの受入を行っているので、積極的に参加してみましょう。

(2)採用試験について

・一次試験は、都道府県・政令市は6月の第4日曜日、それ以外の市は7月~9月に行われるのが一般的です。一次試験は、5択マークシート形式がほとんどで、教養試験・専門試験に分かれます。

・教養試験のうち、知識分野は、センター試験の延長的な問題です。知能分野は頭を使う系の問題で(例題をいくつか紹介しました)、問題集をこなして慣れていくしかないと思います。大学の授業科目とは直接関係のない分野なので、受験を考えている方は今からコツコツ勉強していくのが一番だと思います。

・一般行政職の場合、専門試験は、政治・法律・経済の分野が中心です。大学の授業科目で扱われる部分もあるが、試験対策は試験向けのテキストと問題集でコツコツやるしかないと思います。

・一次試験を突破すると、面接中心の二次試験に進むことになります。面接は「この人がしっかり仕事をしてくれそうか?」「他の人とうまくやってくれそうか?」が見られる場なのだと思います。市役所がどんな仕事をしている所なのか、その上で自分はどんな仕事をしたいのか、基礎的な知識や志望を言葉にできていれば十分かと思います。

・大卒者向けの採用試験は、20代後半まで受験できる自治体が多いため、民間などの職歴を経て公務員になる人も増えてきていると感じます。どんな経歴も決して無駄にはならないと思います。

 

【7】終わりに

最後に、ここまでの講義を振り返って、改めて私から皆さんに伝えたいことをお話ししたいと思います。

・これが好き!ということを持ち、そのことに一生懸命取り組んでほしいと思います。大変な仕事に直面したとしても、「好き!」のスイッチが入ればきっと頑張れると思います。日頃からいろいろなことに関心を持つ習慣をつけていけば、「好き!」のスイッチが入りやすくなると思います。

・就職後も、誰もがすぐに第一線の活躍ができるわけではないと思います。下積み的期間であっても、大切に過ごしてほしいと思います。

・「学生時代」を過去のものにはしなくて良いと思います。学生時代にやり切れなかったことは将来で回収していく、という発想でいいのではないでしょうか。

・仕事とそれ以外、というように、自分の立ち位置を複数持つのが良いかと思います。仕事一筋!はとかく称賛されるものではあるけれど、それ以外にも注力できるものがあると、成長の材料になると思います。

・何とかなる!の楽観思考を持っていた方が、きっと乗り越えやすいはずです。

・就職活動って、どうしても一人で悩んでしまいがちですが、一人で悩むだけにせず、ぜひ周囲の友人・仲間とよく話し、支え合って進んでいってほしいと思います。

・最後に、私の好きな与謝野晶子の短歌を2つ紹介して、講義を終えたいと思います。「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」。とりわけ市役所や公務員の仕事って、道を説く、ルールを守ってもらう、という場面が多いわけですが、どんな仕事も人対人の世界なので、相手のことを深く知る、じっくり話して働きかける、という姿勢って大切だと思います。そして、「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」。いまちょうど二十歳の方も、そうでない方もいらっしゃると思いますが、おごりの春、未熟かも知れないけど若さに溢れた今を、自信やエネルギーを持って大切に過ごしてほしいと思います。本日はありがとうございました。

 

【文責 : 副会長 山口 茂(人文1回 外史)】

 


印刷用ページ