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平成28年度連携講座 : 平成28年度 第4回連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2017-10-02 13:13:21 (32 ヒット)

平成28年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第4回

  

日 時  20161031日(月)1425分~1550

会 場  静岡大学 人文社会科学部 大講義室

受講生  180

講 師  深田 萌 様  焼津信用金庫 

(人文42回 平成22年 言語文化学科卒)

 

演 題  「現代社会の変容とキャリア形成」

 

 

 この講座では最年少ということですので、皆さん方と一番近い目線でこれからの就活を含めてお話ができると思います。

私は平成22年に言語文化学科を卒業後、焼津信用金庫に入庫いたしました。入庫当初は藤枝支店に配属され、その後石津支店へ異動し、5年半営業店での業務を経験しました。そして、現在は総務部人事課に在籍しています。

1、2年生の時は将来のことなど何も考えていませんでした。同様の状況にある皆さまにとって、この授業が、近い将来について思いを巡らすきっかけとなればよいかと思います。

 

 

 私は、地元の高校を卒業し、地元の大学に入学した、いわゆる地元の王道コースを歩んできたと思います。学生時代はアルバイト中心の生活でした。お金がほしいというのはありましたが、それ以上にいろんなことを経験してみたいと思っていました。接客のアルバイトを通して、漠然とではありますが、デスクワークよりも人と接する方が自分には向いていると思えました。そのことが信用金庫に就職を決める至った原点だったと思います。

 そんな私ですが、3年生になり就活の手始めとして某銀行のインターンシップに参加しました。いよいよ不安だらけの就職活動のスタートです。また、大学で受検できる適職診断を活用し、その中で自分の強みや弱みを分析し、活動の軸となるものを模索しました。

地元企業では金融機関を中心に、また県外企業では空港に勤務するという憧れを抱いていました。自分の中で、根拠のない憧れを追い求めるのか、それとも堅実で安定した仕事を求めるのかという全く違った方向性の間に大きな葛藤がありました。仕事をするとは何なのか、社会人になる意味について考え込む時期がありました。

定まらない感情を抱えながらも、仕事とプライベートの両方を充実させていたい、そのためにはとにかく健康を維持することは自分にとって非常に大切だと強く感じていました。

 県内の会社でいくつか内定をいただきましたが、その中でお客様と接する機会が多いか否かを重視していました。人と人との繋がりを大事にしたいという思いは一貫していました。信用金庫は人と人との繋がりを大切にしています。そういう理由で私は信用金庫を選びました。先輩の雰囲気が非常に良くて肌に合うというのも決め手の一つになったと思います。

また就職先が信用金庫なら社会的信用が得られやすく、両親にとっても金融機関に勤めているというのは非常に安心できる要素だと感じたからです。また信用金庫は、地域が限定されているので通勤がしやすく、土日祝日が休みと決まっており、生活の安定が図れるというのも大きなポイントでした。入庫後の充実した研修制度も、社会人生活をスムーズにスタートできる安心材料と考えました。

 

 

 さて、私が勤務する信用金庫について説明したいと思います。

 

(金融機関ガイダンス パワーポイント使用)

   ・金融機関の業務について説明

   ・金融機関の種類について説明

   ・信用金庫の特徴について説明

 

 

 社会人になると勉強することが非常に重要です。入庫3年目頃までは2、3カ月に1回程度、検定試験や資格試験に臨まなければなりません。その試験地が静大というのも多く、懐かしむ間もなく静大へ何度となく足を運んでいました。

 

窓口業務(テラー)をしていて、お客様の笑顔に助けられるというのが非常に多かったです。営業店勤務最後の日に、お客様が花束を届けに来てくださった時は感極まったことを覚えています。

現在は人事という業務をしています。対お客様ではなく職員への対応が仕事です。職員が気持ちよく仕事ができるようにサポートする裏方の仕事です。

人事課の仕事は主には、給与や賞与の計算、社会保険関係の手続き、新卒の採用など多岐にわたります。

接客が中心であった営業店勤務から一転し、机に向かって事務作業する機会が増え、仕事内容の変化に戸惑いや不安を感じましたが、前向きに捉えるよう努力をしました。また、窓口に来店したお客様の対応する受動的な仕事から、少し先を見据えてタイムマネジメントをし、作業を進めていく能動的な仕事に変わりました。人事課での業務は、自分が主体になって動くという難しさがありますが、自分の意見を反映させることもでき、同時に責任感を今まで以上に持たなければならないと身が引き締まります。今では職員がスムーズに仕事が出来るようにと、失敗を重ねつつも知識を増やしながら日々業務に取り組んでいるところです。

 

 一つ皆さんに申し上げたい経験があります。学生時代に携帯電話のキャンペーンのアルバイトをしていました。ある日、体調が悪く、早く終わらないかとばかり考え、身が入らず、笑顔が作れませんでした。後で派遣会社の方から態度について随分と怒られました。雇い主は、私の労働の対価として賃金を払ってくれる。つまり私はただのアルバイトであっても、雇い主の看板を背負っているのです。苦い経験ではありましたが、身をもって対価を得て働く責任の重さを実感することができました。皆さんも色々なアルバイトなどの経験を通して、様々な困難や喜びを感じ、様々な人と関わり合ってください。そしてその過程で、自分の目と自分の肌で感じたことから、物事に対し考えを持ち、将来について思いを深める材料を増やしていってください。

 

(文責: 河本 通正 人文12回 経済学科)

 


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