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平成28年度連携講座 : 平成28年度 第6回連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2017-10-18 14:25:51 (109 ヒット)

平成28年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第6回

  

日 時  20161114日(月)1430分~1545

会 場  静岡大学 人文社会科学部 大講義室

受講生  180

講 師  三宅 純平 様   株式会社 竹酔 代表取締役 社長

        人文29回  言語文化学科  平成9年卒

        人文社会科学研究科     平成18年修了

 

演 題  「 現代社会の変容とキャリア形成 

 

 あいさつ

みなさんこんにちは。ただいま紹介にあずかりました、株式会社竹酔の代表取締役をしております、三宅純平と申します。このたびご縁ありまして、この連携講座の講師を努めさせて頂きます。言語文化の29回卒です。今日は1・2年生が中心にお集まりされていると聞きました。一年生は半年前に入学したばかり、二年生にしても就職はまだまだ先の話だと思います。私がいたころは、こういった卒業生の話を聞くような講座もありませんでしたし、また、この大講義室は言語文化のコースですとあまり使用しなくて、その以前に、後程お話しますが当時あまり大学生活になじめなくて、あまり大学にくることがなくて、そんな人間なので、学生の皆様にお伝えできるようなことはあまりないかもしれません。そんな先輩もいて、なんとかやってるんだと思ってもらえればうれしいです。

 

世代の話

先生から、ご紹介ありましたが、私1997年の卒業なんですが、この中の1年生は、はちょうど生まれた年になりますね。自分にとってはつい最近のように思えるんですが、もう20年前ですからね、今年で43歳になります。私が20歳のころに、40過ぎたおじさんに、「進路はこうしたらいいよ」「会社はこういうところがいいよ」などアドバイスをもらっても、古臭くて「このおじさんなにいってんだよ」って思うところもあるかと思います。それだけ世代がちがいますからね。

世代の話がでましたので、この表をみていただきますと、(日本人口ピラミッド型グラフ)私は、この人口が山になって多いところで、「団塊ジュニア世代」っていわれる世代なんです。皆さん方がこれから社会に出て、会社や役所や学校に勤務すると、この世代の人が、課長さんだったり、役所では主査だとか、学校では教務主任にあたる人であったりだとかで、皆さんにとっての直接の上司・先輩ではなくて、その上司・先輩の上司として、一つの課であったりだとか、部署をまとめていく役割にいる世代だと思います。

 私たちの世代がいちばん人口が多くて、以後少子化ということで、どんどん減っていってますね。私のすぐ下の世代が「就職氷河期世代」、いまの30代の方なんかがこれにあたるんですかね、で、その下が俗に「ゆとり世代」っていわれていて、皆さん方の世代になりますね。 皆さん方とこれだけ世代が離れてますので、できるだけ参考になる話があればいいいと思います。

 

会社の説明

株式会社 竹酔

静岡市葵区田町2891

仕出し弁当(配達専門)の製造と販売

従業員 社員26名 パートアルバイト85名 

取扱い品目              

会議向けお弁当 パーティケータリング料理 仕出し料理 など

 

写真などを織り交ぜ、会社の業務内容の説明

静岡大学の入学式のお弁当を届けさせていただいたので、みなさん1回は召し上がったことがあるはずですね(笑)

 

講義の到達点

 それでは、今までは会社の話をしてきたのですが、ここで、「今日の講義の到達点」の話をさせて頂きます。色違いの○が3つあります。これは赤が「自分がやりたいこと」 緑が「自分ができること」 そして青が「まわりが求めること」です。今日の講義では、「自分がやりたいことと、できること、そしてまわりが求めることがどこかで重なっていることが大切だ」ということを私の実体験を踏まえながら皆さんにお伝えすることを目標にいたします。それだけ覚えて帰ってもらえばうれしいです。それについて今からお話しができればと思います。

 

 

 

学生生活 3つの円がバラバラの状態。

静岡大学入学と同時に、寮生活がはじまりましたが、目標を見失ってしまい、あてのない日々を送っていました。なんで静岡にきてしまったのか?なんで興味のない授業に出なければいけないのか?なんで言語文化学科にいるのか?・・・今でいうひきこもりのような状態。留年し大学や友人とも疎遠になってしまいました。

 

4年生 就職を前にして 自分ができることの円と周りが求めることの円がリンク

友人M氏に。

「なあ、なんで働かなきゃいけないんだろうな」

「だってもなにも、みんな働いてるじゃん。働かざる者食うべからずだよ。しかし人はパンのみに生きるにあらずだよ」 そうだよな。やっぱり就職活動してみるか。何社か会社を受けてみる。内定をいくつかもらうことができました。(応募、面接、試験や会社ごとのエピソードなど話す)だんだんと「じぶんのできること」と、「周りがもとめること」がリンクしてきました。

 

23歳 旅行会社に就職 だんだん3つの輪がリンクしていきました 

 会社で働くことを通じて、上司、同期、お客様、社内他部署、取引先など多くの人と「仕事」として接することがはじまりました。

 自分のやりたいことが仕事を通じて広がっていきました。(旅行会社 添乗員 営業マンとしての エピソード)会社に入ってゼロから鍛えられました。だんだんもっと旅行や地理など覚えたくなってきて、「自分のしたいこと」が周りとリンクしてきました。

 厳しい上司でしたが、そのおかげで若いうちに営業マンとして、社会人としての基礎を学ぶことができました。

 会社に勤めて、いろいろな職務が細分化されていて、組織で、方針に従って働かないといけないことに気づきました。

 

いままで あそび=自分の要求に応える

ここから しごと=相手の要求に応える

 

30歳 さまざまな転機  まわりが求めることから一旦離れて

 ホームステイ先で言われた「make yourself at home」、人を喜ばせるために働いているけど、自分のしたいことは何なんだろう?

仕事:仕事というお客様の要求に応えることを突き詰めていくと自分の人生はどうなってしまうのか?「なぜ働くのか」(添乗などで、海外の人の考え方にふれたりしたことでワークライフバランスの見直し)旅行会社を退職。

自己:もう一度勉強をしたい。学びなおしたい。(哲学)

   ストア派という古代ローマの哲学を勉強したく、人間学の田中先生の下で大学院生活をしてみました。

家庭:30歳を機に結婚。結婚相手先の実家が「おべんとうの竹酔」

 

大学院に通いながら、結婚をして、お弁当屋さんも手伝いながら、子供も生まれて…忙しく30代をすごしました。

 

38歳 社長に  三つの円が重なり

いつの間にか、大学院生活から会社生活へ。再び仕事を通じての成長と周囲が求めることへの「覚悟と責任」

あたりまえだが、「これが人生の目的です」と証明した思想は古今東西存在しないことにようやく気づく。どんな思想家も「自分がそう思っているだけ」だと気づく。しかしそれこそが「覚悟=悟る」ということではないかと思うようになってきた。

学生時代から社会人、大学院へと続いていた、「なぜだろう」「なんで」という自問自答から、ここでやるしかないという「覚悟」に心境の変化。

「覚悟」をきめた仕事に、「責任(必ずやるという気持ち。責められる任務)」を持つ。

 

竹酔社長として目指している「覚悟」

心 いいわけをしない高いプロ意識

技 いいわけをする必要のない圧倒的な技量

体 いいわけのない社風をつくる

 

従業員とその家族の幸せを願えるか。社長の役割は何か

ふたたび仕事を通じて 大切にしていること

受けた恩は岩に刻め

勘違いをするな 

負けに不思議の負けなし

 

まとめ

なんのために大学にいくのか? 寅さんのことば

 「人間長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。な、そんな時、俺みてえに勉強してない奴は、この振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがないな。ところが、勉強した奴は自分の頭で、きちんと筋道を立てて、はて、こういう時はどうしたらいいかな、と考える事が出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか、 そうだろう。」

 映画 「男はつらいよ」(静岡市立大川小学校 校長先生の講演から)


 

御清聴ありがとうございました。

 

(文責: 三宅純平 人文29回 言語文化学科 卒)

 


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