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平成28年度連携講座 : 平成28年度 第7回連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2017-10-20 12:48:59 (101 ヒット)

平成28年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第7回

  

日 時  20161121日(月)1430分~1545

会 場  静岡大学 人文社会科学部 大講義室

受講生  180

講 師  神谷 さつき 様   特定社会保険労務士

       (人文18回  法学科  昭和61年卒)

演 題  「資格で働くということ」

 
 皆さんこんにちは。今日はこのような機会を与えていただき有難うございます。

資格で働くということはどういうことかについてお話します。その前に、自己紹介します。

 

1 自己紹介

     S38.5 愛知県豊田市生まれ

     S57.4 静岡大学人文学部法学科入学

     S62.4 出版社入社  訪問販売で苦労する。

     S63.4 会計事務所入社

     H.10 社会保険労務士事務所入社

  2.10 社会保険労務士試験に合格

  4.1   神谷さつき労務管理事務所設立

     H11   結婚

     H19   特定社会保険労務士試験合格

28   開業して25年となり、今に至る

 

 私、本当は公務員になりたかったのです。でも、愛知県庁と名古屋市と裁判所事務官を受験し、全て落ちてしまいショックでした。親に泣きついて専攻科に進学させてもらい、再度受験しましたがこれまた失敗。諦めました。

 ようやく入社した出版社は、訪問販売をさせられとても大変でした。その上ブラック企業、1年で退社しました。このとき、一生働いていくためには、30歳前に何か資格を取りたいと思いました。次に入社した会計事務所で社会保険労務士を知り、税理士は合格するのに5年かかるが社会保険労務士は1年でとれそうということで、社会保険労務士事務所に転職しました。平成2年10月、社会保険労務士試験に合格しましたが、社会保険労務士の試験を落ち続けていた先輩男性社員がいて、その人にいじめられましたね。私が1回で合格していたからでしょうか。ある日所長から「神谷さん、そろそろ独立したほうがいいかもしれないよ!」と、独立を奨められたのです。ていのいいリストラですね。

 平成4年1月に自分の事務所を開きました。丁度事務所を閉める先輩がいて、支部長の紹介でそこのお客様を数軒いただいたのが最初の顧問先です。ありがたかったですね。いま、職員は2人います。2人とも女性ですが、1人が社会保険労務士資格を持っています。

 

さて、「私は、こんなビジョンを描いて仕事をしてきました。」と言えればよいのですが、全くなくて、目標を立てたことは今までに1度もありません。ただいただいた仕事を一生懸命やってきて、気がついたら25年経っていたということです。今まで、営業をしたことは一度もありません。全部お客様や知人の紹介です。そのつながりでやってきました。必死でした。仕事は、やってみないとわからないところがあり、請けた仕事は、好きとか嫌いで判断しないでとにかくやってきました。

 

2 「何をしているか?」

 役割としては 労働、社会保険に関する法律、人事、労務管理の専門家です。人に関する仕事です。社会保険労務士は国家資格で、年に一回試験があります。ちなみに今年の合格率は4・4パーセントでした。昨年度は26パーセント。

 この仕事をするには、試験に合格してから2年以上の実務経験が必要です。さらに、社会保険労務士名簿に登録されて初めて仕事が出来るようになります。

 

3 「主な仕事」

 1)労働社会保険手続き業務 労働社会保険の適用など

 2)労務管理の相談指導業務 労働者と会社の揉め事の相談。

 3)年金相談業務。

 4)紛争解決手続き代理業務。斡旋申し出に関する相談。(特定社会保険労務士に限る)

 5)補佐人の業務。(特定社会保険労務士に限る)

 

4 特定社会保険労務士とは

労使間でもめた時、通例は裁判での解決が多いですが、勝った負けたの結果、双方にそのあと必ずしこりがのこります。その上多額の費用がかかります。根本的な解決にはなりません。

最近では、「ADR 裁判外紛争解決手段」が活用されています。これは、当事者同士の話し合いで解決する方法で、双方に傷が残らないとか、怨み辛みが残りにくいという利点があります。特定社会保険労務士の資格があると、このADRのうち「個別労働関係紛争」で、解決にあたる業務を行うことができます。

 

5 最近の仕事

1)愛知県雇用労働相談センター相談員、セミナー講師。

2)派遣元責任者講習会講師。

3)障害者職業生活相談員講習講師。

4)銀行の年金相談員。

5)大学4年生向けの講義「働くことの基礎知識」労働基準法の基礎、ブラック企業とは何かなどが内容。

6)「非正規社員をめぐるトラブル相談ハンドブック」執筆。 

 

6 「資格で仕事をするとは」

 独立開業のメリットとデメリット

 メリット

   上下関係がない。(先輩や上司がいない)

   苦手な人と会わなくてすむ。

   自分のペースで仕事が出来る。家庭と両立しやすい。

   自分のがんばり次第で収入が増える。

 (デメリット

   月によって収入に差がある。

   保障がない。

   孤独や不安などがある。すべてが自己責任。

   相談相手に悩む。例えば、得意先が倒産すると減収に直結する。

 

 このことは独立開業とは必ずしも限りませんが、何が大切かといえば、自分の身体です。体力と健康が第一です。自分の代わりがいないということ、体力勝負です。

 

7 資格の意義

 1)一生もの。

 2)男女を問わない。これは大きいです。例えば、女性比率で愛知県は40パーセント弱です。私が開業した頃に比べると増えています。

 3)


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