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平成28年度連携講座 : 平成28年度 第15回連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2017-11-27 13:09:40 (228 ヒット)

平成28年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第15

 

日 時  2017130日(月)1425分~1550

会 場  静岡大学 人文社会科学部 大講義室

受講生  170

講 師  木下 学   ㈱ベネッセコーポレーション

(人文29回 平成9年 言語文化学科卒)


演 題  「静大卒」キャリア論

      ~「もう一度大学時代に戻りたい」 そんな情けない大人にならないために~

 

 

 みなさんこんにちは。

 さて、本日が最終講義ですので少し振り返りをしたいと思います。15回いかがだったでしょうか。色々な人との出会いがあったと思います。私が第2回で講師をしました時には「半歩現実、半歩未来」というこことで、学ぶことと働くことを考えてみましょうと問いかけをしました。今日は、「静大卒」キャリア論ということで、人生一度きりです、そう考えたときに改めてどう思うかを考えてほしいと思います。

 

はじめにこの写真を見てください。これは私の母校である高校です。私の人生の中でやり直したいと心から思ったのは、中学を卒業して高校に進学する時期でした。私は小学6年生からずっと行きたい公立の進学校がありましたが、高校受験に失敗し、中高一貫の私立進学校に高校から入学しました。当時は本気でやり直したいと思っていましたし、思春期ということもあって周りに感情をぶつけることもありました。講義のレポートなどを拝見していても、皆さんの人生でも、そう思う時期があった、あるという人もいるのかもしれません。

 

大学生になって静岡に来たときは、正直「ゼロ」からのスタートだと思いました。ここからどれだけ人とネットワークが作れるのかということでした。こちらでも、大学時代の写真を用意したのでお目にかけます。いわゆる飲み会もたくさんしましたし、アルバイトもたくさんしました。他のゼミのフィールドワークに参加したり、先生の研究の手伝いをしたりもしました。

 

2回でお話ししたキャリアについて補足すると、私が一番なりたかったのは教師でした。絶対教師になるぞと決意して教育実習にも行きましたし、その傍らで就職活動もして希望した企業から内定をいただくことができました。そういう状況や、教師になる資質があるよと周りから応援されていたこともあって、ひょっとすると夢が叶うかも・・・。という思いを奮い立たせて勉強に励みました。

しかし、いざ教員採用試験の前日に、食あたりになってしまい地元千葉県の教員採用試験を受けることができませんでした。悔しくて、親にも5年間くらい言えませんでした。これも挫折の一つなのかもしれません。ただ、ここで諦めたのなら、そのぐらいの夢ではなかったのか、と思われるかもしれませんが、家族の事情もあっていち早く自立し就職しなければならず、いろんなご縁がある中で、自分で違う道に進もうと決断しました。そこに後悔はありません。

 

ここからが人生の妙だと思うことですが、私は今、高等学校の改革や学力向上のための支援という仕事をしています。データネット業務に携わっており、主に高校への営業や、学校のコンサルティングの仕事をしています。そういった業務に携わる中で、いつかは母校に恩返しができないかと思うようになってきたのですが、昨年11月末に母校の高校に、プライベートではなく、仕事で行く機会に恵まれました。そこでは、懐かしい先生方との再会があり、歳を重ねても、学校に赴けば恩師にお会いできるのは私立ならではの特権なのかもしれないとも思いました。静大のときに教育実習でお世話になった先生に、提出していた書類を見せてくださいました。懐かしく、恥ずかしくなるような書類に対面していたところ、指を指され「木下くん、卒業先の進路に、教師か教育サービス業と書いてあるよ。ある意味、夢をかなえたよね」と言われ、胸がぐっとくる思いがしました。もちろん、そんなことを書いていたこともすっかり忘れて人生を過ごしていましたし、この書面が学校に保管されていた奇跡、先生と再会できた偶然が重なりあわなければ、私はこんな素敵な人生を送っていたのだと思うこともなかったのです。

 

そこで思ったのは、その時は最悪だという気持ちで高校時代を生きていたかもしれないけれど、いつかはいい経験だったのかも、という何かがあるのではということです。

私は回り道をしましたが、こうして小さな夢を叶えることができました。優秀な皆さんですから、今思い描いているちょっと先の夢をきっとかなえることができると思います。

 

ここで、皆さんに渡した付箋に、「自分の人生を振り返って戻りたい時期とその理由」を書いてください。

 

次に、書いた付箋を破ってください。もし嫌な気持ちになったとき、心が鍛えられてくれば今のように切り捨てることができると思います。そんな人生を送ってほしいと思います。

たら・れば、ではなく、一回きりの人生を、一生懸命に生きて「もう一度大学時代に戻りたい」と本気で悔いながら生きるような、情けない大人にならないでもらえたらと思います。

 


 さて、ここからは私が一方的に話すのではなく、岳陵会からの依頼によって、違う形式で行いたいと思います。今日は岳陵会の方々に来ていただいておりますので、皆さんと少し交流形式で進めていきます。

進め方は次のとおりです。


    岳陵会参加者から簡単に自己紹介

    学生たちに伝えたいこと

    学生から質問タイム

 

 

   全体のコーディネーター・企画

   ・木下 学 (人文 29回言語文化)

岳陵会から、

・鈴木 良夫(人文 5回経済) 

・水口 好美(文理16回数学)

・福島 英夫(人文 3回経済) 

・水谷 文一(人文5回経済)

・三宅 純平(人文29回言語文化)

・有賀由紀子(人文28回言語文化)の6名が参加。

6つのグループに分かれ、小グループでのフリートークを行いました。

(年上の人と話すトレーニングの場と考え、対話をすることを目的とする。約15分間)

 

 

では次に、せっかく皆さんとご縁があってこの授業を受講していただきましたので、岳陵会と“つながり”の持つということで、学生歌「われら若人」の合唱です。

皆さんはこの歌を知っていますか。おそらく、入学式の時に混声合唱団が歌ってくれたと思います。今日ここで歌うことで連携講座の思い出と同窓会の親しみや一体感を感じてもらえればと思います。

 

 

(全員で「われら若人」を合唱)

 

 歌詞の背景を考え、特色を考える         肩を組んで歌おう

 

最後に、毎年行っていますが全員で記念写真を撮りたいと思います。

これで今日の講義と今年度の連携講座は終了です。実りある静岡での学生生活になりますよう、心より応援しております。ありがとうございました。

(文責: 有賀由紀子 人文28回 言語文化学科)

 

 


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