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平成29年度連携講座 : 平成29年度 第5回 連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2018-08-22 10:43:31 (64 ヒット)

平成29年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第5回

 

日 時  2017116日(月)1425分~1550

会 場  静岡大学 共通教育B501

受講生  85

講 師  三宅 純平 様

      株式会社 竹酔 代表取締役社長

(人文学部29回 平成9年 言語文化学科卒)

(人文社会科学研究科 平成18年修了)

演 題  「 二十歳の君へ 」

 

 

はじめに

みなさんこんにちは。ただいま紹介にあずかりました、株式会社竹酔の代表取締役をしております、三宅純平と申します。このたびご縁ありまして、この連携講座の講師を努めさせて頂きます。言語文化の29回卒です。昨年はじめてこの講座の講師を担当させていただいて、今回二回目になります。 

 1・2年生が中心にお集まり頂いていると聞きました。今回「二十歳の君に」という題をつけさせて頂いたのですが、1年生は大学に入ってまだ半年で、19才になるかならないか。二年生も二十歳になった方、まだの方、もしかしたらそれより上の年の方もいらしているかもしれません。それでも概ねみなさん方は、「はたちの頃」と、言っていい年を迎えているのではないでしょうか。そういったみなさん方になにか伝わるような話ができればなと思います。よろしくお願い致します。

 

自己紹介

 いま先生からご紹介頂いたのですが、今回言語文化の1997年(29回)の卒業生が私で三人目ですね、後程お話しますが、大学生活が人より1年多くて、5年間いまして、2回目の講義の木下君や名倉さんとは卒業の年は一緒なんですが、学年は私の方が一応1年上です(笑)。

 

お弁当の会社の株式会社竹酔の代表取締役社長を努めさせて頂いております。最近「おべんとうの竹酔 社長のブログhttps://ameblo.jp/97024/ 」を始めましたので良ければのぞいてみてください。ことしで44才になります。

年代の話

年代のお話をさせて頂きますと、(日本人口ピラミッド型グラフを提示)ちょうどこの部分、40代あたりが多いですね、ここを「団塊ジュニア世代」と言われています。皆さん方がこれから社会に出て、会社や役所や学校に勤務すると、この世代の人が、課長さんだったり、役所では主査だとか、学校では教務主任にあたる人であったりだとかで、皆さんにとっての直接の上司・先輩ではなくて、その上司・先輩の上司として、一つの課であったりだとか、部署をまとめていく役割にいる世代だと思います。

 (連携講座担当で当日も臨席された高瀬先生に講師から質問)「高瀬先生は、どの世代ですか?」 (高瀬先生)「わたしは、ちょっと上で、バブル世代?です(笑)」 「そうですか、じゃあ先生の世代は景気がよくていい思いもされたのではないでしょうか(笑)実は今、そのバブルを越えるといわれる求人倍率になってるようですね、、、。笑

 

 私たちの世代がいちばん人口が多くて、以後少子化ということで、どんどん減っていってますね。私のすぐ下の世代が「就職氷河期世代」、いまの30代の方なんかがこれにあたるんですかね、で、その下が俗に「ゆとり世代」っていわれていて、皆さん方の世代になりますね。皆さん方とこれだけ世代が離れてますので、できるだけ参考になる話があればいいいと思います。

 

会社の説明

株式会社 竹酔

静岡市葵区田町2891

仕出し弁当(配達専門)の製造と販売

従業員 社員26名 パートアルバイト85名 

取扱い品目 

会議向けお弁当 パーティケータリング料理 仕出し料理 日替弁当 など

 

写真などを織り交ぜ、会社の業務内容の説明

静岡大学の入学式のお弁当を届けさせていただいたので、みなさん1回は召し上がったことがあるはずですね(笑)  詳しくはホームページ http://chikusui.co.jp

 

講義の到達点

 それでは、今までは会社の話をしてきたのですが、ここで、「今日の講義の到達点」の話をさせて頂きます。色違いの○が3つあります。これは赤が「自分がやりたいこと」 緑が「自分ができること」 そして青が「まわりが求めること」です。今日の講義では、「自分がやりたいことと、できること、そしてまわりが求めることがどこかで重なっていることが大切だ」ということを私の実体験を踏まえながら皆さんにお伝えすることを目標にいたします。それだけ覚えて帰ってもらえばうれしいです。それについて今からお話しができればと思います。

 

学生生活 3つの円がバラバラの状態。

 静岡大学入学と同時に、寮生活がはじまりましたが、目標を見失ってしまい、あてのない日々を送っていました。なんで静岡にきてしまったのか?なんで興味のない授業に出なければいけないのか?なんで言語文化学科にいるのか?・・・。留年し大学や友人とも疎遠になってしまいました。よく「三宅くん、大学こないけど、何やってるの?」って言われました。その頃ひきこもりって言葉なくて。言われる度に「大学行ってあなたたちこそ何してるんだよ」という反発心、反抗心がありました。今だとめんどくさい人って言葉ありますね。クラスの友人とも疎遠になってしまい、寮の部屋でずっと本ばかり読んであてどないことを考えて暮らしていました。

 

4年生 就職を前にして 自分ができることの円と周りが求めることの円がリンク

友人M氏に。

「なあ、なんで働かなきゃいけないんだろうな」

「だってもなにも、みんな働いてるじゃん。働かざる者食うべからずだよ。しかし人はパンのみに生きるにあらずだよ」 そうだよな。やっぱり就職活動してみるか。何社か会社を受けてみる。内定をいくつかもらうことができました。(応募、面接、試験や会社ごとのエピソードなど話す)だんだんと「じぶんのできること」と、「周りがもとめること」がリンクしてきました。しかし本当に自分が就職活動をしたいのか?という赤い〇は、他とまだリンクしていなかったように思います。

 

23歳 旅行会社に就職 だんだん3つの輪がリンクしていきました 

 会社で働くことを通じて、上司、同期、お客様、社内他部署、取引先など多くの人と「仕事」として接することがはじまりました。

自分のやりたいことが仕事を通じて広がっていきました。(旅行会社 添乗員 営業マンとしての エピソード)会社に入ってゼロから鍛えられました。だんだんもっと旅行や地理など覚えたくなってきて、「自分のしたいこと」が周りとリンクしてきました。

 厳しい上司でしたが、そのおかげで若いうちに営業マンとして、社会人としての基礎を学ぶことができました。

 会社に勤めて、いろいろな職務が細分化されていて、組織で、方針に従って働かないといけないことに気づきました。できることの〇も、経験を積んだり、人に会ったり、本を読むことで、広がっていき、自分自身旅行の仕事に大変やりがいを見出して、三つの〇がリンクしていきました。

 

いままで あそび=自分の要求に応える

ここから しごと=相手の要求に応える

 

30歳 さまざまな転機  まわりが求めることから一旦離れて

 

ホームステイ先で言われた「make yourself at home」、人を喜ばせるために働いているけど、自分のしたいことは何なんだろう?まわりが求める青い〇から離れたいという気持ちになり、自分が本当にしたいことを求めていました。

 

仕事:仕事というお客様の要求に応えることを突き詰めていくと自分の人生はどうなってしまうのか?「なぜ働くのか」(添乗などで、海外の人の考え方にふれたりしたことでワークライフバランスの見直し)旅行会社を退職。

自己:もう一度勉強をしたい。学びなおしたい。(哲学)

   ストア派という古代ローマの哲学を勉強したく、人間学の田中先生の下で大学院生活をしてみました。   

家庭:30歳を機に結婚。結婚相手先の実家が「おべんとうの竹酔」

 

大学院に通いながら、結婚をして、お弁当屋さんも手伝いながら、子供も生まれて…忙しく30代をすごしました。

 

38歳 社長に  三つの円が重なり

いつの間にか、大学院生活から会社生活へ。再び仕事を通じての成長と周囲が求めることへの「覚悟と責任」

あたりまえだが、「これが人生の目的です」と証明した思想は古今東西存在しないことにようやく気づく。どんな思想家も「自分がそう思っているだけ」だと気づく。しかしそれこそが「覚悟=悟る」ということではないかと思うようになってきた。

学生時代から社会人、大学院へと続いていた、「なぜだろう」「なんで」という自問自答から、ここでやるしかないという「覚悟」に心境の変化。

「覚悟」をきめた仕事に、「責任(必ずやるという気持ち。責められる任務)」を持つ。

 

竹酔社長として目指している「覚悟」

心 いいわけをしない高いプロ意識

技 いいわけをする必要のない圧倒的な技量

体 いいわけのない社風をつくる

 

従業員とその家族の幸せを願えるか。社長の役割は何か

ふたたび仕事を通じて 大切にしていること

受けた恩は岩に刻め

勘違いをするな 

負けに不思議の負けなし

 

まとめ

 

なんのために大学にいくのか? 寅さんのことば

 「人間長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。な、そんな時、俺みてえに勉強してない奴は、この振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがないな。ところが、勉強した奴は自分の頭で、きちんと筋道を立てて、はて、こういう時はどうしたらいいかな、と考える事が出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか、 そうだろう。」

 映画 「男はつらいよ」より

 

 

前回(2016年)の講義では、ここまでで終えました。

その際にみなさんのから提出し


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