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平成29年度連携講座 : 平成29年度 第7回 連携講座
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2018-09-12 15:45:33 (53 ヒット)

平成29年度 静岡大学岳陵会 連携講座 第7回

 

日 時  20171120日(月)1425分~1545

会 場  静岡大学 共通教室B501

受講生  80

講 師  朝比奈 寛紀 様

  静岡県労働金庫 静岡中央支店

(人文学部44回 平成24年 経済学科卒)

演 題  「 現代社会の変容とキャリア形成 」

  

1 自己紹介

 皆さんこんにちは。静岡県労働金庫静岡中央支店に勤務しております朝比奈と申します。どうぞよろしくお願いします。この講演のお話を頂きまして、色々と学生時代のことを思い出してみたのですが、平成24年に卒業してから5年半が過ぎました。皆さんとは9歳離れていますのでジェネレーションギャップを感じるのかなとは思いますが、この連携講座の講師の中では一番の若手ということでよろしくお願いします。

 金融機関のこととか、私自身の学生生活・就活・新社会人などのお話を生々しくお伝えしたいなと思っています。

 私の学生生活は、講義を受けてそれでバイトに行くという非常に地味なものでした。ですので、等身大な自分を身近に感じていただければと思います。

 

2 なぜ労働金庫なのか

 私は静岡で生まれ育ち、高校は地元の静岡東高校でした。そして静岡大学を卒業したので、地元志向が強かったんですね。そして居酒屋でのバイト経験が影響し接客業に興味がありました。それに自分の仕事が人の役に立つこと。またできれば人生のイベントに立ち会えるような。通常の金融機関とは違った労働金庫の特異性も気に入りました。

 

3 労働金庫とは

 私が勤務する労働金庫ですが、創設されて65年が経ちます。県内では27店舗と大体各市町村に1店舗くらいの割合で支店がありますが、多いとは言えないですね。その代わりに、労働組合に定期的に巡回し窓口を開いています。職場で各種相談や事務手続きができ、多くの方にご利用いただいています

 貸出残高は、静岡県で5番目の規模になります。他の金融機関との違いは、儲けようとする組織ではないことです。企業さんに貸し付けるのではなく、組合員さんがお客様ということです。利潤追求の組織ではないので、出た利益は様々な形で組合員さんに還元をしています。他の金融機関さん、例えば銀行さんは企業の育成が、信用金庫さんは地域に密着した地元企業の育成、JAさんは主に農家の皆さんが顧客というようにそれぞれの役割が異なっています。労働金庫は勤労者の生活向上を目的とした金融機関です。勤労者から集めた預金は勤労者の融資のために利用します。この点で「血の通ったお金を取り扱っている」などと表現されます

 

4 学生の皆さんに肝に銘じてもらいたいこと

 皆さんは消費者金融をご存知ですか?一時期随分と社会の話題となりました。現在は随分と減ってきてはいるのですが、大手銀行の傘下に入り、いわゆるカードローンという形で簡単な審査で融資が受けられますよと宣伝しています。住宅ローンが1%くらいに対して、かなりの高金利です。気軽さが受けてカードローンに手を出す人が増えた結果、自己破産件数が13年ぶりに増加している状況です。

 「ご利用は計画的に」を肝に銘じてください。

 

5 学生時代の経験と後悔

 学生時代に得た知識が社会人になってからどう生きているのかを振り返ってみると、私の場合金融機関で働くことになってとりわけマクロ経済学の知識が非常に役立っています。今の経済状況の中で、今後景気の流れがどういうふうになっていくのか、お客様にお話ができ、納得していただくことができます。これも信頼関係を築くのに重要な要素だと感じています。また、難しいこととは思いますが、在学中に資格試験にチャレンジすることも大事だと思います。ファイナンシャルプランナーとか宅建士などの資格は知的サービスを提供でき、信頼関係を築く上で大切だと感じています。

 また私の場合、居酒屋でのアルバイトや子供たちへのサッカーの指導という経験を通じて、仕事の優先順位を判断できるようになりました。この優先順位を判断する能力は、社会人として仕事を遂行する上で非常に重要な要素になってきます。

 

 

6 社会人になって思うこと

 社会に出て感じることは、とにかく自分の考えをしっかりと持つということです。自分の考えをしっかりと持っていると自分自身の成長スピードが圧倒的に違ってきます。また応用のきく人間になれると思います。

 またコミュニケーション能力を高めるということです。お客様、上司、後輩との関係で、このスキルは非常に大事なことだと思います。

 

7 最後に

 最後に皆さん方にお伝えしたいことが三つあります。

一つ目は、チェレンジ精神を持っていただきたい。自分の可能性を広めるために。やってみなければ何も解らないということです。お金はかかりますが海外に留学するというのも一つの方法だと思います。とにかく4年間時間がありまくりですからね。

 二つ目は、こだわりを持って何か取り組めることを探すということです。のめり込めるものを探すことです。私は居酒屋でのアルバイトがそうでした。注文を待っているだけでなく、「何かご注文はありますか、これがお勧めですよ」と積極的にお客様に接していくことでスキルを高めることができます。目の前のことに集中してやることだと思います。

 三つ目は、失敗から得られる成功体験を大事にすることです。就活の面接時必ず質問されます。この時、こういう挫折を経験しましたがそれがこういう成功に結び付きました、が大事だと思います。

 学生時代は色々な経験を通して、自分自身を変えることのできる唯一の時間だと思います。

 皆さん方の学生生活がより豊かになることをお祈りしまして私のお話を終わらせていただきます。

 ご清聴ありがとうございました。                                 

 (文責: 岳陵会副会長 河本通正 人文12回 経済卒)


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