浜岡原子力発電所について

投稿日時 2011-08-24 15:23:12 | カテゴリ: 3.在学生からのレポート(学生レポーター)

 


 今回は、環境政策の授業内で行われた、中部電力㈱浜岡原子力発電所、品質保証・検査部長、鶴来俊弘さんの話について書いていきたいと思います。鶴木さんの授業は、6月14日、21日、28日、5日の4日間ありました。

これは、東日本大地震の影響で福島原子力発電所は放射能漏れの被害が起こり、今でもたくさんの住民が避難生活を送っています。そこで、静岡もいつか東海大地震が来ると予想されており、浜岡原子力発電所もあることから、水谷先生が授業内で話を聞く機会をつくってくれました。

 鶴来さんは原子力発電の仕組みの話や、福島第一原発の事故について、原子力発電所の地震・津波対策、世界のエネルギー情勢と日本のエネルギー対策について話してくれました。

 原子力発電所の安全確保としては、安全停止の3原則として「止める」「冷やす」「閉じ込める」を行うことがわかりました。また、運転員や補修要員は教育や訓練を行ったり、厳重な品質管理や入念な点検や検査などを行っていることがわかりました。

 原子力発電所の地震対策については、安全確保のための8つのポイントとして、①徹底した調査、②極めてまれな地震動も考慮した設計、③詳細な解析評価、④支持地盤および周辺斜面の安全性を確認、⑤津波に対する安全性の確認、⑥十分な支持性能を有する地盤に建設、⑦自動停止機能、⑧振動台や加振機による耐震性の実証および耐震限界の把握があり、対策していることがわかりました。

 様々な話を聞いて、静岡県内にも原発があることから不安もありましたが、浜岡原子力発電所はずっと東海地震が来るといわれていることもあり、日本に数多くある原子力発電所のなかでも、より安全に厳重につくられていることがわかりました。

今、浜岡原子力発電所は運転停止状態ですが、日本にはたくさんの原子力発電所があります。皆さん原発は怖いというイメージが強くなった人も多くいるかもしれませんが、そんなことはありません。しっかりたくさんの対策が取られています。また、今年の夏は節電の夏です。体調には気をつけながら節電も心がけていきましょう。





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