またまた博多の話題

投稿日時 2019-01-25 11:11:36 | カテゴリ: 3.在学生からのレポート(学生レポーター)

みなさんこんにちは!

学生レポーターの鷲山です。

 

前回、センター試験について記事を書きましたが、世間でも盛り上がっているそうですね……。英語のリスニングにびっくりするようなキャラクターが登場したとのことです。

 

個人的には、国語の問題が毎年気になります。どのような文章が出題されているのか、言語文化の学生としてはやはり興味深いところなのです。今年は古文が話題になっていたようですが、個人的には漢文が杜甫による散文だったということに惹かれました。杜甫の詩は授業でやりましたが、どの作をとっても美しい詩のです!彼の詩は感情の迸りが凄まじいのですが、千年以上も前の人間の詩が……((以下略

 

 

さて

 

 

先週は福岡に行ってきました。

何度も申し上げている通り、私は福岡市での就職を目指しています。

今回はインターンシップも行ってきたのですが、メインは福岡検定でした。

 

福岡の「通」度を試す検定なのですが……難しかった……。

合格している自信は全くないです。

 

しかし勉強は楽しいものでした。

 

今回の検定のテーマであった「博多旧市街」を実際にまわってきました。

博多旧市街とは、中世に貿易地として栄えた博多の中心地を指します。

今でも、博多駅から徒歩十分の所に、お寺が集まっている場所があるのです。

 

すれ違う人の半分が外国人、というほど観光客であふれかえる博多ですが、博多旧市街の辺りは観光客も少なく、ひっそりとしていました。

 

 

ういろう、という名前の由来である陳外郎は中国の医師で、気つけや胃腸病に効く「透頂香(とうちんこう)」の製法を日本に伝えました。この碑がある妙楽寺は、ういろう伝来の地と言われているそうです。ういろうに福岡のイメージはなかったので意外でした。

 

 

 

こちらは東長寺、というお寺の前にあった碑です。

東長寺は、かの弘法大師が日本で一番始めに開いたお寺だと言われています。

この碑、よく見て欲しいのですが、左側に「西安 青龍寺」と書いてあります。

西安、かつて私が訪れた中国の地です。西安の街にある「青龍寺」も、弘法大師が開いたお寺でした。その住持さんが、密教が日本に伝来した最初の場所だよ、ということでこの碑を与えてくださったのでしょう。

 

境内には福岡大仏が鎮座しています。その他にも五重塔があったり、黒田家当主のお墓があったりと、見どころ満載でした。(そっちの写真は無いんかいという話ですが)

 

 

 

龍宮寺、というお寺にあった碑です。

人魚、とはあの人魚のこと。その昔、博多津で捕らえられた人魚が、吉兆としてこのお寺に納められたそうです。龍宮寺、というお寺の名前も人魚にちなんで改称されたものなんだと。お寺なのですが、門をくぐって最初にあったのは小さな神社でした。神仏習合!

 

 

 

寒空の下、様々な物を訪ね歩いたのですが、気付けば石に刻まれた文字ばかり記事にしていましたね……。

 

 

たまたまかもしれませんが、博多ではよく猫を見かけました。

こちらは聖福寺、という栄西が開いたお寺にいた猫。栄西は日本に茶をもたらした人物として有名ですが、島田駅にもその像がありますね。

 

 

今回は、博多の新たな魅力を発見できました。

静岡にも、このように隠れた名所があるんじゃないかな~と思うようになっています。

静岡の魅力も、いつか発信できるようになりたいです。

 

 

それではまた!

 






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