こんにちは!学生レポーターの小林です。
前回はアンドウの紹介をしました。今回は、演奏会の様子をレポートします!
最初の演奏は、「マーチ プロヴァンスの風」です。
演奏開始前のコンサート会場は緊張と静寂に包まれていましたが、演奏者たちは演奏を開始した瞬間から豊かな音で世界を作っていきます。
そして、あめを音楽で表現した「組曲あめ」や金管楽器のみで行われる「スカルプチャーインブラス」、「パガニーニ・ロスト」などの楽曲を終え、前半最後の「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」の演奏へ。私は、この楽曲が印象に残りました。
古事記のヤマタノオロチ退治神話がもとになった楽曲です。
物語を読んでいるような構成やアンドウの熱意のある演奏がとても心地よかったです。

少し休憩をはさんでプログラムは後半へ進みます。
後半は、合唱曲や楽器をまとめてその周りを囲むように演奏する「ケルベロスドラムズ」、リコーダーを使う「手ぶくろを買いに」など特徴的な演奏がありました。
「手ぶくろを買いに」は、静岡大学准教授 長谷川慶岳先生の作品です。
皆さん小・中学校の時にリコーダー使ったり、合唱をしたと思います。私は思い出が少しよみがえりました。

最後の2曲「ベイブリーズ」と「たなばた」は全員での演奏だったので、様々な音色が合わさって大迫力。それぞれの楽器でソロパートもあり、たくさん楽しめました。
それぞれの楽器で行われる演奏もよいですが、私はやはり全員での演奏が好きですね。演奏者たちは本当に楽しそうに笑顔で演奏をしていて、こちらも笑顔になっていきます。
私は落ち着いた曲調が好きでしたが、ポジティブな曲調で進んでいく楽曲もとても好きになりました。
演奏は約2時間ほどでしたが、本当にあっという間に過ぎてしまいました。
休憩中や演奏会の前には、プログラムにはない演奏で私たちを楽しませてくれました。これもアンドウのユーモアです。
演奏を振り返ると、豊富な楽器の種類により生み出される数々の音、ホールを飲みこむ演奏の圧力。
演奏にはものすごいエネルギーが必要です。だからこそ迫力や魅力が生まれます。
そんな中、笑顔で演奏を終えるアンドウは本当に音楽が好きな集団なのでしょう。

演奏会は盛り上がり、中身が非常につまったコンサートでした。
美しく自由な音楽を感じる贅沢な時間です。
次回の演奏会も楽しみです。皆さんもぜひ足を運んでみてください!
*写真は許可を得て、掲載しています。演奏会での撮影は禁止されていましたので、ご注意ください。
人文社会科学部経済学科 小林
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