こんにちは!学生レポーターの小林です。
前回から引き続き、アグリビジネス研究所のレポートを掲載します。
皆さん気になっているであろう静大トマトについてお話します!
静大トマトは、静岡アグリビジネス研究所で作られているトマトです。独自の作り方によって、果肉のしまったおいしいトマトとして知られています。
独自の作り方とは、Dトレイという小さな連結ポットを使った栽培方法です。これがDトレイです。
Dトレイは、培地容積が非常に小さく、根域が制限されることから適度な栄養の管理ができるそうです。
重要なことは水ストレスを適度に与えることで、おいしいトマトができます。培地面積が非常に小さいため、通常のトマト栽培より多く栽培することができ、独自のビジネスモデルを確立しています。
静大トマトの特徴は、果肉はしっかりしており酸味と甘みのバランスが良いことです。
通常のトマトと比べゼリー部分は少なく、でこぼこしていません。トマトが苦手な人はゼリー部分を嫌う人が多いため、苦手な人でも食べやすいようです。
私が訪問したタイミングは、あと数日で栽培という時期でした。
ビニールハウスを回っていると、社員の方が作業をし始めました。一人は、大きくなったトマトの茎などが折れないように固定する作業、一人は、ヒーターの掃除をしていました。
ビニールハウスの張替えや水道工事など、できることは自分たちでやっています。
従業員の中には、栽培のスキルがもともとある人や実際に糠谷さんに教えてもらいながらやっている方もいたそうです。
さあ、皆さんどうだったでしょうか。
起業することや経営者でいることは非常に大変です。
糠谷さんも日々、会社がよりよくなるために奮闘しています。
例えば、一年中トマト栽培ができるような工夫をしています。区画リレー栽培と呼ばれ、定植から収穫まで区画・ビニールハウスを変えながら栽培します。
このような裏側を見ることができたのはよい経験でした。
静大トマトは田子重などで販売されているそうです。
ぜひ買ってみてください!
人文社会科学部経済学科 小林
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