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投稿者 : 事務局 投稿日時: 2022-10-05 15:36:44 (397 ヒット)

 令和4年度静岡大学岳陵会連携講座が、10月3日(月)から始まりました。

昨年同様、対面授業ではなく、オンデマンド方式の授業ではありますが、学部のご協力で本年度も無事開催の運びとなりました。ご協力に感謝いたします。

 

本年度講師をしていただきますのは、下記の皆様です。

講師の皆様、お忙しい中、在学生のために動画作成の資料を作成などご協力いただき誠にありがとうございます。

 

静岡大学岳陵会  令和4年度連携講座 日程一覧

       

 

ご担当日

お名前

第1回

10月 3日(月)

ガイダンス

第2回

10月17日(月)

吉村 高彦

(人社 6回 経済)

第3回

10月24日(月)

松村 幸亮

(人文 40回 法)

第4回

10月31日(月)

高柳 渓一

(人文 37回 法)

第5回

11月 7日(月)

吉澤 伸

(人文 22回 経済)

第6回

11月14日(月)

11月19日記念トークへの参加に振替

第7回

11月21日(月)

蔭山 ひさ枝

(人文 35回 社会)

第8回

11月28日(月)

山本 仁

(人文 9回 法)

第9回

12月 5日(月)

加藤 孝春

(人文 28回 社会)

第10回

12月12日(月)

石巻 幹子

(人文 27回 法)

第11回

12月19日(月)

杉原 啓介

(人文 16回 経済)

第12回

 1月10日(火)

工藤 友彦

(人文 32回 法)

第13回

 1月16日(月)

伊海 伸和

(人文 19回 経済)

第14回

1月23日(月)

木下 学

(人文29回言語文化)

第15回

1月30日(月)

期末課題配信

 

 

 

また、第6回の講義は、今年度は、1119日にグランシップにて開催いたします

「旧制静高~静大文理・人文・理学部~創立100周年」記念講話・記念トークへの参加となっております。

今後、急速に導入が加速されるAI(人工知能)との関わり方も踏まえて、私たちはコロナ後、どのように生きていけばよいのか、また静大の将来像をどう描いたらよいのか、世界的な企業のトップ、大学で情報を専攻する教授、危機管理に詳しい教授ら静大OB4氏が登壇し、大いに語り合います。

 

参加は無料です。

午前中は、静岡大学吹奏楽団の記念演奏会、午後からは、旧制静高卒業者の方をお招きしての記念式典も開催いたします。ぜひ皆様も、会場にお越しいただきますようお待ちしております。

参加は、下記QRコードから受け付けております。お早めにお申し込みください

 


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2022-09-26 17:37:28 (269 ヒット)

 こんにちは!学生レポーターの小林です。


 


今年は、台風が大きいですね。先日の局地的な大雨によって静岡は大変でした。


断水などもあり、少しでも早い復旧を望みます。


 


さあ、3本目ということでもう本題に入りましょう。


前回告知した通り、第五福竜丸事件についてレポートしていきます。


 


(第五福竜丸事件と静岡大学)


標本や人類の文化といった生命力を感じる展示を後にした私は、最後のセクションに向かいました。


実は入口からすぐにあったのが、このゾーン。


 


皆さんは、静岡大学が「第五福竜丸事件」と関わっていたことをご存じでしょうか。


 


第五福竜丸事件は、1954年アメリカ合衆国の水爆実験に第五福竜丸と船員が被ばくした事件です。水爆は、核を利用して作る核兵器です。


アメリカは、ビキニ環礁で核実験を繰り返し、その1つであった「ブラボー」が放射性物質である「死の灰」をまき散らしました。結果的に、死の灰は福竜丸の乗組員23人と米兵28人、ビキニ環礁に近いマーシャル諸島の住民236人に降り注ぐことになります。


被ばくした第五福竜丸は、静岡県焼津港所属の船のため、焼津に帰港しました。


 


広島・長崎に続く核兵器の犠牲者が出たことや、身体の異常を訴えた人が多く、世界を驚かす事件となりました。


ロンドンタイムスは「水爆最初の犠牲者、日本人漁民死す」と報じ、これを期に原水爆禁止運動が行われるようになっていきます。


 


キャンパスミュージアムには、本学の塩川教授が調査を行い回収した試料や関連品が展示されています。調査は国内外で高い評価を受け、これを契機に静岡大学理学部付属放射科学研究施設の前身が設立されました。


死の灰や当時の新聞がその状況を伝えてくれます。


 



心の航跡では、乗組員の生の声を取材した記事を集めています


 


事件後、第五福竜丸は改造され使われていましたが、やがて老朽化し一度は捨てられました。しかし、事件を忘れないように保存運動がおこり、1976年に東京都立第五福竜丸展示館で永久保存されることが決定します。数奇な運命をたどったともいえる船は、静かに平和を祈っていることでしょう。


その後、2010年には事件のあったビキニ環礁が世界遺産となりました。負の歴史を忘れないためです。


 


今でも核兵器を保有している国はありますし、原子力の平和利用は議論が絶えません。日本も例外でないことは、多くの方がご存じでしょう。


現代にもつながる重要な資料です。


 



 


<見学・取材を終えて>


ここまでよんでくれた方、ありがとうございます。長いな~と自分でも思っておりますが、これでもキャンパスミュージアムの一部しか紹介できていません。まだまだ、興味深く、身近な展示品もあります。


キャンパスミュージアムは、様々なことを想像できる空間です。ほとんどの人にとって知らないことだらけでしょう。しかし、展示品はニッチな議論や難しい物語に限定されません。


 


私は取材を終えて帰宅している夕時、ぼんやりしながら想像を巡らせました。


石の斧に不思議な勾玉。昔の人はどんな生活をしていたのでしょう。


青く光る蝶と白いカラス。彼らがいる世界はどんな景色だろう。


そんなことを考えるのも楽しみ方の1つだと思います。


 


<さいごに>


協力していただいた、外山さん、宮澤先生、関係者の皆様、今回は本当にありがとうございました。


研究者や運営関係者の熱量と歴史の個性を感じるキャンパスミュージアムに、ぜひ訪れてみてください!



行くタイミングによっては違う顔を見せてくれるようです。


楽しみですね!


 


キャンパスミュージアムHP https://wwp.shizuoka.ac.jp/campusmuseum/


 


人文社会科学部経済学科 小林


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2022-09-19 12:36:11 (301 ヒット)

 こんにちは!学生レポーターの小林です。



 


さっそくですが前回の続きということで、キャンパスミュージアムの展示品を紹介していきます!


 


(考古ゾーン)


まず見に行ったのは、考古ゾーン。


縄文時代の貝塚や弥生時代の石鍬・畑跡が展示されています。


 


突然ですが、皆さん知っていますか?


現在の静岡キャンパスが位置する場所には、遺跡があったということを。共通教育棟から人文社会科学部棟のあたりにあった、縄文時代の遺跡です。5500年前ごろの特徴を持つ土器が出土したそうです。


見当もつかないほど、はるか昔のように感じますが、キャンパスミュージアムに来ると、目の前に当時の日用品があります。私たちは、日常を想像するしかありませんが、その謎を私たちなりに解釈することが一興なのかもしれません。


また、静岡キャンパス内には、静岡大学構内古墳が造営されました。そこから出土した金銅製の太刀や勾玉が展示されています。静岡大学では60年以上にわたって考古学が研究されているのです。



 


戦国時代や幕末が人気の中、縄文・弥生・古墳時代は大河ドラマではやりませんよね(笑)


しかし、もっと前から人間は争っていますし、「この国はどのように始まったのか」ということが非常にミステリアスな面白い時代なのです。


 


(芸術・音楽ゾーン)


次に見たのは芸術・音楽ゾーン。


ここでは、インドネシア・マレーシアで使われている青銅器製打楽器や演奏を意味するガムランについて紹介されています。東南アジアでも、場所により装飾やリズムは異なります。様々な儀式に使われ、装飾は金色できらびやかでした。どんな音色なのかぜひ聴いてみたいものです。


 


(自然史ゾーン・標本ゾーン)


次は、展示室の奥にある自然史・標本ゾーン。このゾーンでは、植物・動物・鉱物・化石などを展示しています。


 


まず目に入るのは、大量の蝶と蛾です。


保存キャビネットの上に標本箱を並べている光景は印象的です。これらは、静岡大学の卒業生である高橋真弓氏(現在NPO法人静岡自然史博物館ネットワーク理事)がコロンビアで採集したものだそうです。1960年代に採集されたこの標本群には、現在絶滅した種や採取許可が取れない種がいる可能性があり、大変貴重です。


ひときわ目を引くのは、モルフォ蝶と呼ばれる、青く光って見える蝶です。ぜひ実際に見てみてください!とってもきれいです!


 


 


展示室の奥では、「白いカラス」がにらみを利かせています。


色素欠乏症によって白くなるのだとか。症状は様々なようで、このカラスは黒と白が混在しています。色素欠乏症で大人のカラスは珍しいと教えていただきました。とてもかっこいいですが、実際に見ると結構怖いです(笑)


目は義眼なので赤くはないそうです。(目が赤くないことについてかなり聞かれるのだとか)


 



 


そして知っている名前を見つけました。バオバブの木です。聞いたことある人が多いのではないでしょうか?


これはオーストラリアから持ってこられ、寄贈されたものです。本と比較すればわかりますが、かなり大きいです。今回は木の一部と木の実を持たせてもらいました。木は非常に軽く、壊れやすいように感じました。木の実が展示されていることは珍しいようで、貴重な経験でした。



 


こうして展示をじっくり見ながら、最後のセクションへ向かうことになりました。そこは、ほかのセクションと少し違う雰囲気をしています。


静岡大学に関係の深い、ある事件について紹介されているのです。


そこで次回は、静岡大学と第五福竜丸事件についてレポートしていきます。


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2022-09-12 13:42:50 (234 ヒット)

 こんにちは! 学生レポーターの小林です。

 

9月に入り、夜は涼しくなってきましたが、日中はまだ暑い日が続きますね。

さっそくですが今回は、大学の異空間とも感じられる場所についてレポートしていきます!今回は、見所満載ですので3つに分けてレポートします。

 

<キャンパスミュージアムへ>

みなさんは、静大に博物館があるのをご存じでしょうか?

「キャンパスミュージアム」という、静岡大学が研究や教育で蓄積してきた資料を展示している場所があるのです。

 

図書館前の円形階段が見える広場から北側に向かうと、理学部B棟に三つの入り口が。向かって右にキャンパスミュージアムという文字。ここには、初めて来たのでちょっとした緊張感をもって中に入ってみました。

キャンパスミュージアムがどんな所かというと・・・

 

キャンパスミュージアムは、1999年に始まりました。

それから年に数回、遺跡の発掘物や生物の標本の企画展を開催したり、静岡大学の歴史や試料を解説する講座を行ってきました。

2021年、理学部B棟の改修を経てリニューアルオープンしました。現在の館内は薄暗く、落ち着いた雰囲気のモダンな博物館です。

 

今回は、考古学を専攻している外山さんと運営に携わる宮澤先生に案内していただきました。

 

 

<展示>

それでは、ここからは展示を見てきましょう。

 

エントランスに入ると、「解説がない展示物」が。

積み重ねられた標本箱、研究道具と思われるものが雑然としています。

宮澤先生によると、「アカデミックな異空間」をコンセプトにしているそうです。

 

中に入ると、考古ゾーン、芸術・音楽ゾーン、自然史ゾーン・標本ゾーン、第五福竜丸事件と静岡大学ゾーンを楽しむことができます。今回は、印象に残ったものや代表的なものを紹介していきます!

 

と、行きたいところですが

展示品紹介は次回の学生レポートにて!

 


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2022-06-13 16:32:16 (665 ヒット)

 

2022年旧制静高~静大文理・人文・理学部~創立100周年記念事業

 静岡大学岳陵会(文理・人文・人文社会科学部同窓会)

   静岡大学理学同窓会

―「知をつなぎ、新たな100年へ」―

2022年、静岡大学人文社会科学部と理学部の前身である旧制静岡高等学校は創立100周年を迎えます。静大岳陵会と理学同窓会は静岡大学の将来も見据え、「知をつなぎ、新たな100年へ」をテーマに20221119日(土)、静岡市のグランシップで「100周年記念トーク」(静大、同大人文社会科学部、理学部後援)を開催します。新型コロナウイルスは発生以来、全世界に広がりとどまる気配はありません。私たちは連携してコロナに対応することはもちろんですが、コロナ後の世界も考えなければなりません。今後、急速に導入が加速されるAI(人工知能)との関わり方も踏まえて、私たちはコロナ後、どのように生きていけばよいのか、また静大の将来像は? 世界的な企業のトップ、大学で情報を専攻する教授、危機管理に詳しい教授ら静大OB4氏が登壇し、大いに語り合います。

 

記念トーク仮題「コロナ後の世界、日本~文理融合時代の知を鍛える」

                 ―AI(人工知能)との関わりも踏まえて―

(主催)静岡大学岳陵会、理学同窓会(後援)静大、同大人文社会科学部、理学部

(開催日)20221119日(土)(会場)グランシップ大ホール・中ホール 入場無料

  記念講話 須藤 修氏 中央大学教授、東京大学名誉教授

       「デジタル社会に向けた希望と課題―AIとメタバースに焦点を当てて」

記念トーク・座談者

 ・石橋秀一氏 ブリヂストン 取締役 代表執行役GlobalCEO

         人文9回 法学 1977年卒

 ・日色 保氏 日本マクドナルドホールディングス 代表取締役社長兼CEO

         人文20回 法学 1988年卒

 ・須藤 修氏 中央大学教授、東京大学名誉教授(情報学 特に医療情報学、機械学習)

         人文12回 経済 1980年卒

 ・岩田 孝仁氏 静岡大学防災総合センター特任教授(元静岡県危機管理監)

         理学部 地球科学 1979年卒

進行役

  ・日詰 一幸氏 静岡大学学長

【予定】午前1030分~1150分 静大吹奏楽団記念演奏(昼休み)・午後1時~150分 式典 ・2時~5時 講話 トーク 旧制静高の資料や両同窓会、大学、両学部関係の資料の展示        (コロナ感染状況により事業を変更する場合もあります)

問い合わせ〉 静岡大学岳陵会事務局 ℡&fax 054-238-5148(静岡大学共通教育A棟)

 

     静岡大学理学同窓会 ℡&fax 054-238-3081(静岡大学理学部内)


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