今村直樹先生 インタビュー

投稿日時 2012-09-03 15:56:49 | カテゴリ: 3.在学生からのレポート(学生レポーター)

社会学科 歴史文化コース (日本近世・近代史)

Q1現在どのような研究をされていますか?
 江戸時代における地域行政の仕組みや民衆運動の性格について、明治時代以降への展開を視野に入れながら研究しています。明治維新がもつ世界史的な特質について、地域史の観点から明らかにすることが、現段階での目標です。

Q2ゼミでは何をされていますか?
 「いま」につながる日本史の面白さが体感できるテキストを、ゼミ生と読みながら議論したいと思っています。まだまだ試行錯誤中ですが…。

Q3学生時代はどのように過ごしていましたか?
 サークルでテニスをしたり、仲間たちと飲んだり、あちこちに出かけていました。「よく学び」とは、あまり言えない学部生時代でしたが、よく遊び、よく悩んでいました。

Q4学生時代にこれだけは読んでおけと考える書籍を教えてください。
 「これだけは読んでいて良かった」と思える書籍に出会えるよう、まずは興味関心の赴くままに「乱読」してください。その結果巡り会えた「自身にとっての名著」とは、きっと長く付き合うことができると思います。
 私の場合、歴史学を志していく上で、牧原憲夫『客分と国民のあいだ 近代民衆の政治意識』(吉川弘文館、1998年)には、大きな影響を受けました。

Q5在校生に向けメッセージをお願いします。
 学生時代は、学問や人間に対して、従来よりも一層「深い」付き合い方ができる時間だと思います。その「深み」を知ることで、きっとこれからの人生が変わっていくはずです。どうか、かけがえのない学生生活を送ってください。




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