気になる学生団体を調査1

投稿日時 2015-03-25 16:04:15 | カテゴリ: 3.在学生からのレポート(学生レポーター)



こんにちは。

学生レポーターの経済学科2年の大石 真です。今回は、気になる学生団体ということで、 WCO(world citizen organization)というところを取り上げたいと思います。この団体は、京都、大阪、東京で活動が行われています。なぜここを取り上げるかといいますと、以前、私自身が参加したことがあり、ここの活動に魅力を感じたからです。また、私は大阪のゴミ拾いの方に参加したのですが、ここのゴミ拾いは楽しみながらとるという感じでとても気持ちよくできました。そして僕ももっと地方にも広がればいいなと思っています。

1、活動内容について

 現代社会が抱える問題を知り、持続可能な生き方を模索、提示する。京都では畑をお借りし、実際に自然農法に取り組む中で、食における生産、消費システムの在り方を体験し、将来の自分たちのライフスタイルについて考えています。また、自然や、美しいものに触れることで物事に感動、違和感を抱く感性を磨き、日常の中で「正しいものを選択する」力を養うことをメインとし、関西と東京で活動しています。

2、コンセプトは何ですか?

 「社会のために何かしたい!」という大学生の想いを具現化する。ただ自分たちがしたいことをするのではなく、持続可能な社会づくりのため、World Citizen 世界の一員として、大学生である私たちに求められていることは何かを追究し続け、社会に出て、どこに行っても広い視野で社会に貢献できる人材となることを目指しています。

3、農林水産省の会議に招かれたとのことですが、その背景とそこから感じられたことは何ですか?

  23日に農林水産省関東農政局主催の「企業の食育活動の実践に関する交流会」に参加しました。食育に取り組む企業、学生団体を担当の方がインターネットで探しておられたようで、農業体験などを通し、食育にも取り組んでいることから私たちWCOを見つけていただき、お声を頂きました。


 この交流会に参加し、私たち大学生に、自分たちの食べるものを選択する力が求められていると感じました。飽食の時代である今、いつでも食べたいものを選択できます。しかし、どこでも手に入る食べ物は、その安全性が明確ではありません。食品添加物や農薬の安全性も法律で定められていますが、それは農薬の味が分かる人が定めた規定なのでしょうか。人が定めた規定ではなく、自分の感性で、「今食べている物が自分の身になっているかどうか」を判断できるようにならないといけないと感じました。また、利益を第一にせず、自分たちが求める社会像を自由に訴えられる、立場など守るものがない大学生だからできることだと実感しました。この立場を自覚し、これからの社会を担う私たちが、どのような社会を望んでいるかを発信していかなければいけないと感じました。

4、活動を通して感じたことは何ですか?


(京都)活動を続けていく中で社会は本当にさまざまな要素が複雑に重なり合ってできているということを改めて強く感じています。そのような中でも”Think globally, Act locally”の標語のように常に広い視点を意識し行動していくことが必要だと感じています。


(東京) 東京という大都会で暮らす私たちは意識的に行動しなければ自然と触れ合うことは殆どありません。そんな私たちは食べ物を消費するだけでなく、豊かな自然が残っている秀明自然農法の圃場に足を運ぶことにより自然の魅力、美しさ、力強さを肌で感じられます。自然と触れ合ったことにより価値観もすごく変わりました!大学生という時期にこのような価値観の変化を与えてもらえるものに出逢えた事はとても貴重だと思っています。


(関西)一番感じていることは、大学生はもっとわがままになって良いということです。日本の経済活動は工業からサービス産業へと、新しい社会に変化しています。前に倣う必要はなくて、自分たちがどのような社会で生きたいかを、もっと貪欲に追究し、その実現のためにわがままになるべきだと思います


 


ホームページ  http://world-citizen-org.jimdo.com/


みなさんも青春18きっぷが使える期間など足を運んでみてはどうでしょうか?きっと、何かが変わると思います。


 






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