文系の価値を今こそ見直そう1

投稿日時 2016-01-15 14:43:14 | カテゴリ: 3.在学生からのレポート(学生レポーター)

こんにちは。学生レポーターの大石 真です。
先週軽く予告した通り、学校内のできごとのほかに書いていく特集のテーマを今年は新しいものにしていきます。
 今年のテーマは、「文系の価値を見直そう」というテーマにしました。

 去年、文科省から文系学部の縮小が提言され、文系の存立が危機に立っている今こそどんなものを生み出してきているのか価値を見直す必要があるのではないかと考えたからです。文系は、ただ使えないものではなく興味深いおもしろいものを生み出していることを取材して伝えていきたいと思います。
読みごたえのあるものを書いていきますので、もしよかったら読んだ感想をメールでもFacebookでもいいですので下さったらありがたいです。

 

さて、今年の特集企画の一発目は、言語文化学科3年の宮城嶋遥加さんに取材してきました。清水区出身で、2016年2月~3月にSPAC(静岡県舞台芸術センター)で上演される舞台「ロミオとジュリエット」にジュリエット役で出演されます。これまでにもSPACの主催する人材育成事業にも参加してきて今回がSPAC作品へのデビューとなります。

 

1.これまでどんな活動をしてきましたか。 

中学・高校時代はSPACの人材育成事業に参加し、国内外のプロの演出家やSPAC俳優の指導の下で、舞台に出る活動をしてきました。
 静岡大学に入学してからは、これらの活動の他に朗読会の企画や戯曲の創作などの活動もしてきました。また、静岡大学ではダンス部に所属して、ダンス部が出場する大会に参加してきました。

 

2.それでは、今回出演することになったロミオとジュリエットについて、みどころをおしえてください。

 この作品は、オマール・ポラスさんというコロンビア出身でスイス拠点にして世界中で活躍している演出家が2012年に静岡に滞在して作られた作品です。

 みどころとして、和洋折衷、日本の文化を取り入れられて作られているところです。例えば、主役のジュリエットは和服を着ています。海外の演出家が日本文化を作品の中にどう取り入れているかもポイントです。また、スイス人の俳優が出てフランス語を話したり、女役を男性がやっていたりするところがあったりもして、それもすごく面白いです。

 

3.演劇に見出せる価値や魅力とは何があると思いますか。

 劇場に入って演劇を観ることで自分が今生きている環境から飛び出せることです。例えば、古代ギリシャやシェイクスピアなどの作品の世界にすっと入ることができます。それがとてもおもしろく自分が生きている世界に対して新しい発見もたくさんあります。

 また、劇場ではふだん会えないような様々な人に会うことができます。SPACで活躍するプロの俳優さんだったり演出家の方だったり、他の分野のアーティストさんだったり、青春時代にそういったすごい人に会うことができたことが私にとっての財産になっています。

 

4.最後に読者に一言お願いします

 静大生が出演する作品です。ぜひ応援に観に来ていただけたらうれしいです。今回は、静大の仲間もたくさん応援してくれていて、大学生向けの観劇ツアーなども企画してくれています。静岡大学で素晴らしい仲間に出会えてとても幸せだと、心から感じています。

(詳細はこちら→ https://www.facebook.com/events/477676692415638/

 

参考:SPAC「ロミオとジュリエット」公演ホームページ

http://spac.or.jp/romeo_2016.html

 

 

 






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