教授紹介① 小二田誠二先生(言語文化)

投稿日時 2016-08-19 15:50:10 | カテゴリ: 3.在学生からのレポート(学生レポーター)

 

こんにちは!

学生レポーターの鷲山です。

テストを乗り越え夏休みを迎え、それはそれで忙しい毎日を送っています。

 

 

教授紹介第一弾と称しまして、人文社会科学部言語文化学科教授の小二田誠二先生にアンケートをお願いしました!

小二田先生は、前回のレポートでもお知らせしたように、主に江戸時代について研究されている教授です。

今回はその報告をさせていただきます。

 

 

まず

現在はどのような研究をされていますか?時代、対象としているものや人物などについてお答えください。

 

「歴史とは何か」と言うような問題を、様々な材料を使って考えています。

文学研究は「時代・作品・人物」を対象とするとは限りません。

 

  文学研究の裾野は広いのですね。

  つい作品やその背景となる人物・時代を対象だと思いがちですし、文献としてもそのような題材を扱っているものが多いです。「文学」という媒体から見える当時の人間の生活や、前後する時代との影響を広く考えることで、歴史が見えてくるのでしょうか。私も、いつかその領域に到達したいです……。

 

それでは

江戸時代の魅力をズバリ一言で言うとしたら、何でしょうか。

 

研究対象としては、欲しい資料の残存具合が質・量とも扱いやすい、ということ。

一般的な言い方をするなら、多くの制約を受けながら乗り越える表現をし続けたと言うことでしょうか。

 

  江戸時代の文を授業で読みますが、確かに、平安時代の文章のような「古文」ではなく、現代文に近い感覚で読むことができます。

  

 

 

ところで

ゼミの活動内容や雰囲気はどのようですか。

 

4年生の卒業論文のテーマについて、関連する資料を読む、そしてそれについて意見交換をするなど、みんなが参加出来るようにしています。

昔はゼミで色々計画して出かけたりしましたが、最近はみんな忙しくて、参加してくれません。

 

  全員参加型のゼミなのですね!

  私自身、まだゼミに入ったことがないのですが、ゼミの皆で出かけるのは楽しそうですね。

  (ただ、最近はあまりできないようですが…)

 

 

現在読まれている、またはおすすめの本があればご紹介ください。

 

この夏は長谷川伸(*)を出来るだけ読むつもり(後期の授業のため)。

学生には「○○とは何か」を考えさせてくれるような本を読んで欲しいです。

 

 ○○とは何か……私事ですが、最近は「文学という名の芸術とは何か」を考える材料になる本を好んでいます。

 

*長谷川伸(はせがわしん)…18841963。神奈川県出身。小説家、劇作家。「股旅物」というジャンルを開発。著書『日本敵討ち異相』『荒木又右衛門』等。

Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E4%BC%B8

 

 

最後に

教授が静大生に求めることは何ですか。

 

知らないこと、知らない人と沢山接触して欲しい。

 

小二田先生は、授業ごとに静岡や近辺で行われているイベントの紹介をしてくださいます。

私自身も、未知の事柄や人と接することは、新たな自分を開くことに繋がると思っているので、教授がお知らせしてくださったイベントにもう少し参加できたらいいと思います。

 

 

小二田先生、ご協力ありがとうございました!

後期の授業も楽しみです。

 






静岡大学 岳陵会にて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://e-gaku.org

このニュース記事が掲載されているURL:
http://e-gaku.org/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=517