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3.在学生からのレポート(学生レポーター)
3.在学生からのレポート(学生レポーター) : 今井 敬子 教授 インタビュー
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2012-04-09 14:37:35 (1750 ヒット)

 

今井 敬子 教授    言語文化学科 日本・アジア言語文化コース


Q1 現在どのような研究をされていますか? 


 中国語学が専門です。特に中国語の文章や談話に関心をもち、その展開のメカニズムに関する研究を進めています。中国語の文章・談話は「流水」に喩えられ、とめどなく続く流れを思い起こします。その流れの底はどうなっているのか調べるべく作業を重ねています。

 

Q2 ゼミでは何をされていますか?
 
ゼミでは卒業論文の指導を行っています。ごく最近の学生の卒論テーマは、たとえば、謝罪の日中対照、丁寧表現、類別詞研究、外来語の受容、中国人の行動原理、明治期の日中教育交流などでした。

 
Q3 学生時代はどのように過ごしていましたか?

学生時代は友人と飲み、読書、恋愛、映画、旅行・・・悩みながらも忙しく過ごしていました。1970年前後の大学紛争の時期で、真剣な議論に明け暮れていました。生意気な少女でした。今と違って外国へ行くことは難しく、外国行きを目指していました。

 

Q4 学生時代にこれだけは読んでおけと考える書籍を教えてください。


学生時代は小林秀雄、サルトルとボーボワールなどみんなが読んで意見を交わし、友人からずいぶん刺激を受けました。与謝野晶子や高群逸枝の作品・著書や評伝も繰り返し読みました。こんな本があるよと教えあったり、ある本を読むとそれを契機に別の本に関心が広がるというような読み方をしました。みなさんには自分の興味に沿った濫読を薦めます。何冊も読むうちに本を見分ける力も身につきます。一方で、やはり若いうちに、人生を考えるような本、生き方を問うような本もぜひ読んでほしいです。


Q5 在校生に向けメッセージをお願いします。 

 自分とその周囲を大切にすることも大事ですが、そとの世界は多様で魅力に溢れています。ぜひ、世界のどこかへ行ってみてください。そこで、できたらある程度長い時間を過ごしてみてください。その体験はきっと今までのあなたを変えることと思います。どこへ行っても生きていけるように身体をじょうぶにしておくことも忘れずに。


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