>> Q1現在どのような研究をされていますか?
> フランスの詩人・思想家であるポール・ヴァレリー(1871ー1945)を中心テーマとしています。パリの国立図書館に籠って遺された手記を解読したりしながら、ヴァレリ-の問いかけについて考えています。
> また、フランス語著作の翻訳・紹介も行っています。
>>
>> Q2ゼミでは何をされていますか?
> 3~4年生向けの演習の授業では、ヴァレリーをはじめ、ボードレール、ロラン・バルト、クンデラ、モディアノなどの作品を読み解いています。時には、テクストで言及されている絵画や音楽に触れてみる、といったこともします。皆で未訳小説の翻訳を完成させていったこともあります。
> 卒論指導のゼミでは、それぞれの学生の興味に応じ、卒論執筆までの後押しをしています。卒論のテーマはフランスに関わるものなら何でもありで、文学論、音楽論、美術論、建築論、映画論、ファッション論など多岐に亘ります。
>>
>> Q3学生時代はどのように過ごしていましたか?
> 2年半のパリ留学も含め、15年の長きに及んだ学生生活でした。学部時代はバブル期でもあり、地方から上京してきてあちこちに出没。浮ついていました。そんなこともあり、現在の専攻に辿り着くまで随分回り道をしました。一貫していたのはピアノを弾いていたこと、本を読んでいたことくらいです。よく思い出されるのは、いつ果てるとも知れない喫茶店でのおしゃべり、下宿での長電話(まだケータイもメールもなかったのです)。
>> Q4学生時代にこれだけは読んでおけと考える書籍を教えてください。
> 「これだけは」とまでは言えませんが、「おすすめ」はミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』、マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、世阿弥『風姿花伝』です。
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>> Q5在校生に向けメッセージをお願いします。
> 静大生は、受験で疲弊しておらず、伸びしろが大きい人が多いなと感じています。卒論執筆で見せる底力にはいつも圧倒されています。
> どうか自信を持ってください。そして時間に余裕のある今のうちに、打ち込める何かを是非見つけてください。
> 人やモノやコトとの出会いを大切に。
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