みなさんこんにちは!
学生レポーターの鷲山です。
夏休みも3分の2が過ぎようとしています。夏の暑さも和らいできましたね。
私はというと、9月に入ってからはどこにも遠出しておりません。
自宅で何をやっているかというと……
紋様の模写です!
こちらの『文様博物館』(H・ドルメッチェ原著、マール社編集部編 マールカラー文庫)には、古今東西の紋様が、解説と共に掲載されています。
私は文様が好きで、紋様の伝播について興味を持っています。紋様について深く知るため、描き手の気持ちになってみよう!という思いつきで、紋様の模写を始めました。
↓アッシリアの紋様たち
紋様の模写は意外と疲れます。比率の計算をしたり、いかに効率よく描くか考えたり、図形の性質を考えながら描いたりします。それだけならいいのですが、私は同じことの繰り返しをするのが苦手な性で、紋様によくみられる「パターンの繰り返し」を写すのには根気が必要です。
描く過程で「この紋様は何をモデルにしているんだろう?」とか「この地域に住んでいた人たちの特性を、どのように表しているんだろう?」ということを考えています。疲れるのですが、その分疑問に思ったことや発見したことが深く印象付けられます。今後の学習や、実際に紋様を目にする機会があったときに役に立つものになるでしょう。
だからやめられません。
発見の1つに、図形のもつ性質をうまく組み合わせて紋様を作っているのだというものがありました。最初に考えた人はすごいですね。バラバラに存在する図形を組み合わせて、こんなに美しい紋様にしたんだ……と感慨深くなってしまいます。
そこで、図形の性質を確かめてみようと思い、こんな本を借りてみました。
『目で見る数学 美しい数・形の世界』ジョニー・ボール著 山崎直美訳 え・さ・ら書房
数学には久し振りに触れましたが、図形の持つ根源的な美しさに気がつかされました。
掲載されていたものの一つの図形を模写してみました。
複雑な模様に見えますが、円に16点をとって、それらを直線で結ぶだけといった簡単なものです。それが、このような美しさを織りなすことに、図形の持つ芸術性への、無限の可能性を感じます。
残りの夏休みでも、もっとたくさん模様を描いていきたいです。
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