みなさんこんにちは!
学生レポーターの鷲山です。
9月も、残すところあと10日を切りましたね。空も高くなってきて、近くの田んぼの稲穂も重たくなってきています。
まだまだ日差しは暑いですが、旅行にはちょうどいいシーズンになってきました。
夏休み企画第4弾ということで、今回は東京の古代オリエント博物館についてレポートしていきたいと思います!
古代オリエント博物館は、東京のサンシャインシティ7階にあります。
古代オリエントとは、古代ローマから見た東方世界のことを指し、現在の中東やトルコ、エジプトのことを指します。エジプト文明やメソポタミア文明の発祥地を含む地域のことですね。
古代オリエントは高校の世界史で学び魅力を感じて以来、どうしても目を離せない領域となりました。人類の文明が夜明けを迎えたこの場所には、全人類の感じる普遍性が眠っているのでは……とロマンを抱いてしまいます。
行われていた展示は、こちらです。
古代オリエント世界の神話と、それにまつわる物が展示されていました。そこから、古代の人々が世界をどのように認識していたのか、ということを探りながら展示を見ていきました。現在、我々が科学により世界を認識し、それを用いて生活しているように、古代の人々、自らの認識した世界を習俗や信仰に反映させ、それに則った生活をしていました。現代の我々にとって、人間とはどのように誕生し、太陽はどのように運動しているのか、といった自分の経験・認知し得ないことに対しても、「常識」のレベルでその答えを知っています。それは科学が自然の現象を解明してきたからです。しかし、古代の人々は人類の誕生や日月の運行に対して、身の周りで起こっていることを材料に想像を膨らませるしかありませんでした。それらが神話の形となり、現在まで残っているのです。
古代人の、世界に対する鋭い眼差しと人間への深い洞察に満ちている神話。それは、現象の内面に潜む原因に考えを巡らせる行為でもあると思います。現代の我々は、表面的なことで物事を判断しがちです。神話からは、人類が科学という大きな力と引き換えに、失ってきた力の存在を思い出させてくれます。
これからの勉学に活かしていきたいです。
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