みなさま、こんにちは!
学生レポーターの池田です。
一年の始まり、睦月もあっという間に過ぎましたね…
お正月があって、学校が再開して、就活して…
広大なアルプスの山に寝転んで一日中雲の流れを眺めていたい
なんて思いながら、結局期末のレポートやエントリーシートに追われております。
スイスに行けるのは老後ですかね~
若いうちはエネルギーやバイタリティがあるので、
いろんなことに挑戦してみようと思います!
今回は、私の所属する中国言語文化学科での最近の活動についてお伝えします!
↑王先生特別講義のようす
先日1月25日の土曜日に、静大で中国語を教えていらっしゃる王元武先生の特別講義がありました。
王先生は今年70歳になられ、退官なさるということで、
今回が大学で行う最後の授業だったのです。
大学1,2年の頃、毎学期一コマは王先生の中国語の授業に参加しておりました。
先生は北京のお生まれです、発音が北京訛りで、
中国語の先生の中でもとりわけ美しく聞こえました。
これは先生が美声の持ち主であることも影響していますが(笑)
一年生の頃、王先生の超人伝説(?)的な噂がありました。
たとえば、
中国語の先生でありながら、
医者でもあり、
音楽に精通しているらしく、
はたまた俳優だったとか!?
というのと、先生の紳士的なご容貌、ご振舞いが
より一層王先生の神秘的な魅力を引き立てていましたね!
…話が飛躍しすぎましたね、最終講義の内容に戻ります。
先生は東洋医学・漢方について研究をなされて来られたということで、
今回は『~東洋医学から健康に~ 暮らしに役立つ漢方と薬膳入門』という
題目で講義をしていただきました。
まず日本の漢方・東洋医学の歴史について、
近代になる1894年の帝国医学で、それまで漢方が主流だったのを
西洋医学に取って替えられたため、東洋医学は存続の危機に陥りました。
1960年代に漢方を復活させる声が上がり、ようやく厚生省に認められたとのことです。
現代日本で、医学といえば西洋医学が中心なのはこういった歴史があったからなのですね。
そういえば、私も漢方の本場・中国に留学していたころ、
病院には必ず『漢方薬』と『西方薬』の処方の場があり、
そこには明確な区別があったのを思い出しました。
薬膳に関連して、
全ての食べ物は寒性と熱性のものに分けられるそうです。
例えば緑茶は寒性で、烏龍茶と紅茶は熱性のもの、であり、
それぞれの作用が違い、
炎症を起こしている時には寒性の緑茶を飲むのがよく、
冷え性には発酵茶である烏龍茶や紅茶を飲むのがよいのだとか。
漢方は『未病先防』で病気の予防が重要なのでも、普段からこのように
身体に良いものを摂ることや生活リズムを整えることをオススメしていました。
医学というと自分には到底理解のできない難しい話のように感じていましたが、
日常生活・普段の食事において実践できることが多く、
とても興味深く最後まで聞いていました。
風邪が流行っている時期ですので皆様もぜひこの機会に
薬膳・漢方について習ってみてはいかがでしょうか??
↑講義後は台湾料理店で送別会
講義の後には大学近くの台湾料理店でみんなでご飯を食べました。
王先生と、中国言語文化コースの今年の卒業生一名の送別会となりました。
同級生が卒業…あっという間に四年間過ぎ去りましたね。
彼はもう中国に帰ってしまうとのこと。
王先生静大で30年以上の教鞭を取って頂きありがとうございました!
2人とも、これからも元気にお過ごしください。
来年のこの日をすがすがしい気持ちで迎えられるように、
後悔を残さないように、
一年間過ごしたいと思わされました。
とにかく今は
レポートを終わらせてきます(笑)
それではみなさま今月も頑張っていきましょう。
ごきげんよう!
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