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3.在学生からのレポート(学生レポーター)
3.在学生からのレポート(学生レポーター) : われら若人① 企画の仲間たちとの出会い
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2019-10-25 12:32:56 (1242 ヒット)


こんにちは!学生リポーターの佐々木です。今回は、僕が参加している「静岡大学学生歌のビデオをつくろう」という企画について紹介させていただく記事第一弾です。 


まずは静岡大学生の皆さん、静岡大学には「われら若人」という学生歌があるのを知っているでしょうか。入学式で歌われているのを知っている人もいるかもしれません。まずはこの歌の紹介をします。


遡ること70年前、静岡大学誕生にあたり旧制静高といったいくつかの学校が統合されることになる中、大学は当時再編に戸惑う学生たちの指針となり、その後のシンボルとなる学生歌の作成に取り組むことになりました。そんな中歌詞を学生から公募し、当時私の先輩でもある人理学部の学生であった高島善ニさん(「高」ははしごだか)の書いた歌詞が採用、また当時新人気鋭の作曲家であった石井歓さんが曲を提供することでこの「われら若人」は誕生しました。


長い年月の中で当時のものから少しばかり歌詞に変更は起きましたが、歌詞に書かれたものは今でも残る静岡の豊かな文化、統合に不安を感じながらも一致団結し前を向いて進もうとする学生達の力強い決意表明です。


今でも歌い継がれるこの歌の存在、実は私も2年生の夏まで意識をしたことがありませんでした。今から約1年前、その以前からお世話になっている岳陵会の先輩であり、私のキャリア支援も手厚くして頂いてる木下学さんと東京でお会いした際、この曲についてのお話をいただきました。木下さんとの出会いにつきましては、次回の記事で詳しく書かせていただきます。その後歌詞を改めて読み直し、そこに書かれた思いに感銘を受けた私は、なんとかこれを現代の静岡大学で広めることができないかと考えました。きっかけを与えていただいた木下さんにこの場をお借りして改めて感謝させていただきたいと思います。 


現在の静岡大学の学生の多くは、静岡・浜松キャンパス分離問題という大学そのものの足元が揺らぐ不安に加え、学生生活そのものへの期待や不安、就職活動という未来への揺れる想いを胸の奥に抱えながら日々生活をしています。そんな中、歌詞に描かれたように長い歴史の中で互いを認め共に手を取り、助け合いながら卒業していった先輩たちのように、今一度私達は静岡大学の仲間という存在やそのつながりを見つめ直すべきだと思います。そんな思いを理由の一つとして、学生歌をみんなで歌うビデオを作る企画をさせていただきました。


今振り返ってみてももともと私は自己中心的な人間だったと思います。悪い意味で周りのことを考えることができないことが多かったです。それは大学という場そのものにもいえることかもしれません。同じ教室で、友達とともに同じ黒板に向かっていた高校時代から、それぞれの個人的な目的を追求していく大学という場では、そうなる人も多いはずです。しかし、アルバイトやインターンシップ、大学での出会いが増えるにつれ、そんな自分を克服し、つながりを大切にしながら人とともに手を取り合って協力できる人間になるために、そんな自分を克服したいと思うようになりました。この企画へは個人的にはそのような、テーマを持って臨んでいます。


大変なことも多かったですが、まず感じたことは「自分にはこんなにも多くの仲間がいてくれた」という実感です。企画に参加してくれたメンバーみんなが、「こういう企画やりたいんだけど」と提案すると「いいね!やろう!」とすぐにOKしてくれた事実は、純粋に嬉しいだけでなく自信にも繋がりました。本当に感謝しています。半年間という長い期間、私の周りにいる尊敬できる仲間たちに声をかけ、とても豪華なメンバーでこの企画に取り組むことができました。ビデオという今ならではの形にこのつながりを残すことができただけでも、一生の宝物だなと感じています。


ビデオ以外にそんな仲間たちを紹介できる場を設けたいと思い、企画メンバーにプロフィールも兼ねて、


企画を通じて感じたこと今頑張っていること


2つを聞いてみました。一人ひとりが個性的であり、それぞれの魅力を持ったメンバーです。今回はそれを少しでもお伝えできればと思います。


 



企画メンバーと①


 


●玉田隼汰郎



  1. あまり撮影に参加できなかったけど、普段関わることのない浜松キャンパスの人と関われてよかった。

  2. 今はドイツ留学中で、さらにコミュニケーションの輪を広げようと頑張っています!


●冨吉乃愛



  1. 先輩方の就活を見据えた話を聞いて自分が一年後どうなりたいか考えることができた。企画を通して初めて会った方もいて、お話できて面白かった!

  2. 国際交流サークルや海外旅行など英語を話す機会を自分から作ること。


●石山宙史



  1. 浜松キャンパスとのつながり。これは、これからも大事にすべきだと思う。

  2. スーツ屋でのバイト。接客など自分が苦手なことに挑戦してます。


吉田実桜



  1. 通って3年目になる大学の校歌やその建物の意味(カタツムリの方向がもう一方のキャンパスの方に向いてたこと)を初めて知れて興味深かったです。

  2. 今はドイツ語の勉強に励んでいます。


渡邉珠美



  1. 学校歌を改めてしっかり聞いて、表現して楽しかった。また意味など考えて聞いてみたい。

  2. 今から頑張りたいことでもあるけど、巡礼をテーマに卒論を書くために、実際に歩くこと。


小林タバサ



  1. 様々な分野で頑張っている後輩たちとおしゃべりできて楽しかったです。

  2. 法律の勉強と、討論サークル「法・社会学研究会」での活動を頑張っています!


久保山健太



  1. 今回の企画で気づいたことは、様々な学部の人と撮影して、そのつながりをなんとなく実感できたこ と。

  2. 今頑張っていることは、とにかく経験すること。今のところ高校の教師を目指していて、でもこのまま 業してすぐに教師になっても、子どもたちの心に響く言葉はかけられないと思って、いろいろと経験をすることを頑張ってます!


米田凌



  1. 初めてあった人とでも、一緒に何かつくることは楽しい!

  2. 研究、プログラミング


松澤千晶



  1. みんなでパネルを持って楽しく学生歌を歌えたことです。また、入学式の時に静岡大学の学生歌を一度だけ聞いただけでしたが、改めて曲調や歌詞を聴くと素敵な曲だなと思いました。今回の撮影した動画を通して、学生、教職員、地域の人、静岡大学入学を目指している高校生などにこの曲のことを知ってもらいたいなと思いました。

  2. 第二言語習得についての研究を頑張っています。また、英語教育にも興味があるので、この分野についても積極的に学ぶようにしています。


柴森太一



  1. 学生歌の存在はほとんどの学生が知らないので、今回フューチャーしていたのが面白かったです。小中学校、高校の校歌に比べて歌う機会がない分、このような企画で広まったらいいなと思います。

  2. 僕は部活動に所属していて、来月の大会に向けて日々練習しています。来月の大会は4年生にとって最後の公式戦です。僕は怪我が原因で1年弱の間、部活動から離れていました。その期間も先輩方には色々と迷惑をかけたので、勝って送り出したいです。


甲田みずほ



  1. 当たり前のことだけど、静岡大学は静岡県だけで成り立っているわけではない。また、県の名前を持った県内出身者が多い大学でも、この企画の参加者には県外出身者も多く、留学生までも加わってくれました!

  2. ドイツ語の習得。初修外国語にドイツ語を選び、大学でドイツ人の先生や留学生と関わるうちに、一つの科目としてだけではなくコミュニケーションの手段としても学びたいという意欲を持ちました。これまで授業外でもドイツ語に関わるために言語文化学科主催の多言語朗読会(2017年度、2018年度に参加しました。現在(20199)は学部間協定校のボン大学に留学中です!私の話すドイツ語はまだまだ稚拙です  が、会話に楽しみを感じています。


●Thai Thien Hao



  1. 初めて日本人の学生と一緒にビデオ撮影をしてとても新鮮な感じで面白かったです。もともとこのようなやり方は日本の歌手たちのMVで見たことがありますが、やはり自分でビデオの一部として出演して初 めてその気持ちがわかりました。特に歌詞が覚えているか、口が音楽に合わせているかドキドキしながら 出演することが楽しかったです。

  2. 私は一年後に卒業するつもりで、現在卒業論文のために子供歌舞伎について実地調査と研究を進めています。大学でも多言語朗読会を3年連続参加してきたなど様々な活動に力を入れているほか、色々 な学術的資格を取得するよう頑張っています。静岡大学での4年間を無駄なく、良い卒業論文を作成し、 日本語能力を高めて日本文化の理解を深めるように努力しています。


 


 



企画メンバーと②


 


今回は企画の中でも撮影に参加してくれたメンバーの紹介をしています。今は留学に行っており、日本にはいないメンバーや、日本で学問やアルバイト、それぞれ違う志を持っているメンバーがいることがお伝えできていたら嬉しいです。今回の企画以降も、何かの場面でお互い助け合えるようなつながりができていたら嬉しいです。


 



企画メンバーと③


改めまして、自分の仲間たちとそのつながりに感謝しています。今後の記事でも、そのつながりはことばに残させていただきたいと思います。


 


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