アーカイブ | RSS |
  
投稿者 : 事務局 投稿日時: 2020-06-08 11:04:37 (668 ヒット)

 

        202068日 

静岡大学 岳陵会会員 各位

静岡大学 岳陵会 

(文理・人文・人文社会科学部同窓会)

会 長 海 野 徹 

 

2020年度 静岡大学岳陵会本部総会中止に伴う議案承認について(お願い)

 

 

初夏の候、会員の皆様にはご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。日ごろは同窓会活動にご協力いただき誠にありがとうございます。

 

さて、202051日にお知らせしましたように2020年度の総会(67日静岡市内で開催予定)は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となりました。

 

 会則によりますと、「事業計画及び予算」(第23条の2)、「事業報告、決算及び財産目録」「監事による前年度の会計監査報告」(第24条)は総会の承認・報告議案です。今年はやむを得ず総会は中止となりましたが、役員で議案のメール審議を行い、役員承認後に総会で承認が必要な前記議案をこのホームページ告知欄に68日から21日まで掲載して、会員の皆さまからご質問・ご意見を受け付け、お答えすることで会員承認とさせていただきます。今年は特別な状況による対応とご理解ください。2022年に予定している「旧制静高~静大文理・人文・理学部~創立100周年記念事業」につきましては、コロナの影響で企画委員会が中断して詳細は決まっていませんが、概略の事業図を掲載します。また、会員の皆さまから承認されました後も、この議案は1年間、掲載します。

 

ご質問・ご意見は原則として、メールかFAXで事務局あてに送っていただき、文書で回答する方式とします。質問用紙をこの欄に掲載します。印刷してご活用ください。質問等に対しては一定期間検討させていただき、回答しますので、ご質問者の電話番号またはメールアドレスを必ずご記入ください。ご質問等の受付期間が終了し、ご質問等のお答えが終われば議案が承認されたとします。

 

 今年815日発行予定の機関紙「岳」62号にも例年通り「予算」「決算」を掲載します。

100周年記念事業に関しての記事も掲載しますので、ぜひお読みください。

 

【ご質問・ご意見受付期間】

  202068日(月)~21日(日)

 

【受付方法】

    メール または FAX

 

  以上、よろしくお願いいたします。

 

(お問い合わせ)静岡大学岳陵会 事務局

TEL/FAX  054-238-5148

E-mail dousoukai@adb.shizuoka.ac.jp

 

 

 

2020年度 静岡大学岳陵会 本部総会 議事案 ←ここをクリック

 

ご質問・ご意見 記入用紙 ←ここをクリック

 

 


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2020-05-01 10:42:27 (595 ヒット)

 

 2020年6月7日(日)に開催を予定しておりました「静岡大学全学同窓会2020静岡交流会」及び「岳陵会本部総会・静岡支部総会」につきましては、コロナウィルス感染拡大の影響により中止することが決定されましたので、ご案内いたします。

静岡大学岳陵会事務局


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2020-04-03 12:30:16 (1127 ヒット)

みなさんこんにちは!

「元」学生レポーターの鷲山です。

 

私、晴れて静岡大学を卒業いたしました!

が、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。新型コロナウイルスの影響で、卒業式は実施されませんでした。

卒業証書や祝辞は、郵送の形で送られてきましたよ。

さみしくはありますが、五十年百年に一度の出来事に遭遇したとう「レア」感もあり、少し特別感も感じています。

 

 

卒業論文も無事完成し、学科代表として学部の研究発表会にも出場させていただきました。様々な先生に興味を持っていただけてうれしかったです。

 

屋内, キッチン, 冷蔵庫, 座る が含まれている画像自動的に生成された説明

 

皆さまにもぜひ、「山梨岡神社の夔」をお見知りおきいただければと思います!

 

 

また、工事中だった、図書館前の階段が完成しました!

(工事中の記事はこちら「静大思い出の場所」

http://e-gaku.org/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=745

 

遠くから見ると……

屋外, レンガ, 建物, 道路 が含まれている画像自動的に生成された説明

 

上ってみると……

屋外, 建物, 跡, 雪 が含まれている画像自動的に生成された説明

 

振り返ると……

屋外, 建物, ストリート, 公園 が含まれている画像自動的に生成された説明

 

 

新しいこの階段を、新入生たちが上っていく光景を想像して、すこし顔がほころびます。

みなさんも大学にお立ち寄りの際は、ぜひ階段を「下って」みてください。開けた階段から望める景色が、個人的にはお気に入りです。

 

 

さて、これからの静大に向けて一言。

 

新型コロナウイルスの影響がありながら、3月31日現在、静岡大学は通常通りの始業になると聞いています。国内に入れない留学生や、帰ってくることができない留学生がいるのではないでしょうか?また全国から人が集まるという大学の性格上、感染者がいないと楽観することはできないと思います。

大学の注意喚起は「マスクをつけてきてください」とのことだそうですが、マスクが手に入らない学生はどうしたらよいのでしょう?

なぜ、学長は通常通りの始業を判断したのでしょうか。

 

そのような判断を下してしまう学長が推進した「統合再編」は、本当に静大を失墜させはしないのでしょうか。

 

 

(全然、一言ではありませんね……)

 

 

ただ、後の同学科の学生たちが、学びの機会を縮小されはしないかと、気が気でなりません。本当に資金が縮小されず、スケールメリットを失った大学が失墜しないというのであれば、何も言うことはないのです。

ただ、これからの静岡大学がどうなっていくのか、私は一抹の不安を抱えたまま卒業することになりました。

 

わが母校である静岡大学……も勿論、人文社会科学部並びに言語文化学科が益々発展していくことを願ってやみません。

 

最後になりますが、長らくレポートを読んでくださった方々、誠にありがとうございました!

またいつか、どこかでお会いできたらうれしいです。

 

 

 

 

人文社会科学部言語文化学科中国言語文化コース

鷲山可純

 


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2020-03-09 13:17:09 (1063 ヒット)

こんにちは!学生リポーターの佐々木です。

今回は、僕のこのゼミでの一年間、そして英語を介した出会いについてリポートさせていただきます。

 

遡ること一年半前、2年生半ばの私は所属ゼミ選択と研究していく内容に悩んでいました。「英語がやりたい」、「国際情勢について学んでみようかな」といった今振り返ればとても漠然としたビジョンで大学に入ってきた私は、卒業に向け一年以上かけて論文を書いていくという、今まで経験したことのない時間を費やす学問に対し、決意と内容を固めることができていませんでした。

 

そもそも、英語という科目そのものを高校以降に突き詰めたい、そう感じる人は大学に入ってから悩むことが多いのではないでしょうか。私の周りにも、「英語がやりたいんだけど実際どうしよう」と悩む友人がたくさんいます。これは私の持論ですが、英語はツールであり、その先にやりたいことを据えないと学問としての価値はなくなってしまうのではないかと思います。そう感じたのは大学2年のゼミ選択の時期でした。学問としての英語教育の中では、英語は1単語につき1つの意味があり、文法と単語を学んで文字の羅列から正しい情報を読み取る、そこに重きが置かれているので、我々学ぶ側からしたらその先コミュニケーションツールとして英語を使っていくゴールイメージが掴み辛いものではあると思います。

 

そんなことをふと感じ、履修していた授業を改めて視点を変えて見直してみました。英語をどう使うか、言語としての今後の可能性は?そう考えている中で心に留まったのは、アメリカ文学、そしてその中でも詩を扱う授業でした。"This is a pen." のように、文法的に意味の整合性が取れるように並べただけの英文にない魅力を私は英詩に感じました。中でも私が好きだったのが、アメリカ文学史上屈指の詩人、エズラパウンドの書いた"Alba"という恋愛に関した作品です。

 

たった十数個の単語が並んだだけなのに、情景だけでなく筆者と対象の女性の哀愁や愛情の複雑に入り混じった感覚が、そこには閉じ込められていました。単語どけじゃ伝えられないことの可能性を感じ、すっかり英詩の虜になった私は、アメリカ文学の中でも詩を担当されていた山内先生のゼミに所属することを決意しました。

 

月日は流れて2020年2月15日、そんな山内ゼミ主催で行われた「火ノ刺繍ヘ、火ノ刺繍カラ」についてもあわせてリポートさせていただきます。

 

これは、日本の現代詩人の中でも屈指の存在である吉増剛造さんの詩の朗読、そしてガラス板を用いた作品制作というパフォーマンスなど、詩という領域を超えた1つのアートが生まれる瞬間を体感するイベントです。吉増さんの詩の朗読は、ときに口から発せられた音がまるで生き物かのように空間を飛び回り、ときに鎮まり、ときに嵐のように観客の五感に叩きつけられる。そんな変幻自在のパフォーマンスです。私の形容だけでは伝わらないことも多いので、YouTubeなどのメディアで実際の映像を見ていただくことを推奨します。

 

ゼミ生は私を含めて3人。手伝いの後輩たちも含めて吉増さんの人柄がお会いさせていただく前は想像できず、かなり緊張していました。そんな私達の雰囲気も察してくれたのか、いざお会いしていただくと、「ご一緒しましょう、よろしく」と非常に柔らかい笑顔をもつ温かい雰囲気の方で一気にリラックスできる雰囲気を作り出してくれました。

 

しかし、パフォーマンスが始まってからはその柔らかい雰囲気は一変していきました。怒号にも似た激しい声、ガラスや地面を叩く様々な響きの音、光の反射と吉増さんの動き。すべてが未体験の感覚でした。私はスタッフの役割として舞台袖から見ていたのですが、吉増さんの表情にはお会いしたときにはなかった光が指しており、芸術の世界に生きる人間の根本を垣間見た気がしました。

 

 

 パフォーマンス中の吉増さん。

 

 

パフォーマンスが終わると、恐怖や興奮に似ていますが、そのどれでもない感覚をパフォーマンスに圧倒され、涙を流す観客の方もいらっしゃいました。僕たちスタッフも事前に映像などで予想はしていましたが、思わず息を呑むライブ感を感じました。

 

講演が無事終了し、吉増さんに「体感したことのない感覚でした。吉増さんとしてはいかがでしたか?」とお話を聞くと、「あれは観客とその場の雰囲気、すべ手が揃わないとできない。今回はいいものができたよ、ありがとう。」とまたしても柔らかい雰囲気でおっしゃってくれました。充実した空気感と新たな芸術に触れた満足感で満たされた一日でした。

 

 

最後はスタッフ含め全員で。

 

 

私の今年度の大学でのテーマは、「ご縁と出会い」です。今回ゼミと講演会、この2つに関してリポートをさせていただいたのも、そういった視点からこの一年間のゼミ研究を振り返ってみようと決めたからです。普段はお会いすることのできない方とこうして芸術と言語というツールを介してお会いすることができたのも、アメリカ文学と山内先生、英語との出会いがなければなかったんだな、と実感することができました。

 

この一年間を通じて私が今後の英語学習に据えた目標は、「英語を使ったコミュニケーションを通じて、様々な価値観の人と出会い、互いに良い影響を与えあっていく」というものです。英語があれば出会いのきっかけが増える。出会いが増えると成長のきっかけが増える。そんな希望を将来に据えながら今後もゼミ研究のみならず英語学習に取り組んでいきたいなと思います。


投稿者 : 事務局 投稿日時: 2019-12-25 10:46:44 (744 ヒット)

こんにちは! 静岡大学1963年卒業の大村春樹です。

 

 

YouTube の「われら若人」、岳陵会の「在学生からのお知らせ」(20191025日)を感慨深く拝見しました。 実は、私はこの歌が生まれた1962年の静大大学祭で工学部実行委員長を務めていましたので、とても懐かしくその当時を思い出しました。

 

今日はこの場をお借りして、当時の社会や学内状況を知っていただきながら、この歌が誕生した経緯をお話ししたいと思います。

 

学制改革により1949年静大が誕生して10年余が経っても、日本はまだ戦後の混乱期を抜け出しておらず、私達は新しい社会秩序と経済の早期振興に向けて足掻いていました。

 

1951年にサンフランシスコ講和条約が締結され、1953年に朝鮮戦争は休戦となったものの、1960年安保条約改定に絡み、日本の国防は如何にあるべきかで社会も騒然、学生達も立ち上がって、当時の日本社会は大きなうねりを迎えていました。

 

一方で、日本の経済発展のためには科学技術の振興が叫ばれて、大学と産業界が連携する「産学協同」で、大学と企業の共同研究、研究資金への援助、研究/技術者教育の促進などを推進し始めた頃ですが、成果の軍事技術への転用などが心配されていました。

 

当時、各大学では学生の自治意識が強く、静大も各学部に自治会があって、大学如何にあるべきか、学内の諸問題への取り組み、学生生活の充実などに向けての諸活動をしていました。しかし、静大の4つの学部(当時)は、静岡、浜松、磐田キャンパスに分かれていて、駅弁大学、タコ足大学と揶揄されていたのです。

 

1962年第13回 静大大学祭では、各学部に大学祭実行委員会が自治会主導で設立され、各学部の委員長が集まって、大学祭のあり方、骨子などを話し合うことから準備はスタートしました。

各学部の大学祭実行委員が集まって各々の考えるところを出し合って得た結論は、次のようなものでした。

 

4学部のキャンパスが地理的に離れていて、各学部が研究活動で協働することも難しく、また各学部の学生が気軽に交流して、お互いの考え方や知識を交換し合うことも容易ではない。

 

特に、これからの時代、学生は単なる専門性だけを追求するのではなく、より広い視野から自分のすべきこと、できることを考えて、勉学、研究することが望まれる。 このためには違った分野の人達との日ごろからの気軽な交流の機会が必要だと思う。

 

せめて、1年一回の大学祭には全学生が一堂に会し、時空を共有して同じ大学に学んでいることを実感し、出来ればその後、学生間でいろいろな交流ができるようにしていきたい。」 

 

そこで、大学祭実行委員会は「全学の集い」の実現可能性の検討に入りました。 各学部の大学祭の日程も揃える必要がありそうだ。 そしてその最終日が「全学の集い」には適していそうだ。全員が集まれる場所は何処か? そこまで参加者をどのようにして運ぶか? 集まって何をして一体感を出すかなどなど…。 

 

天候のことを考えると、何千人が集まれる場所は静岡の駿府会館(今はありません)しかなさそうだ。 浜松や磐田からの学生はバスを借りきるとしてその費用はどうするか? 学生の一体感を出すには何かが必要だ、そうだ全員でこれからも歌える学生歌などができたら良いだろう、全員で歌おう!  

 

そこで初めて大学側にも学生の真摯な気持ちを伝えて、その可能性を話し、協力を求めました。 大学側もその趣旨、実現提案に賛意を示してくれ、具体化することになりました。

 

こうして「われら若人」の歌が誕生することになったのです。

私は、公募により「嶋善ニ」さん作の歌詞が採用され、当時新進気鋭の作曲家だった石井歓さん(当時桐朋学園大学教授)に作曲を依頼するなどの作業にはあまり関わっておらず、細かい顛末は記憶していません。

 

私は工学部からの参加者をどうするかに頭を痛めていました。

何人が参加してくれるだろうか? バスは何台頼めば良いか?

バス代として皆からいくら出してもらえるか? 確か実際にはバスは17台、参加者全員から400円宛(当時生協の食事は190円)を頂いたと記憶しています。 

 

19621120日から始まった大学祭、工学部では学内を解放しての展示や各種イベントを行い、25日の大学祭最終日バスを連ねて静岡に揃って行き、駿府会館での「全学の集い」で「われら若人」を参加者全員で歌ったのは昨日のようです。

 

 当時の静大工学部男声合唱団のメンバーで同期の清水()氏、桂川氏などによれば、「全学の集い」での発表の何日か前に、文理学部、教育学部の静大グリークラブのメンバーと、合同で静岡に集まり「われら若人」を作曲した石井歓さんから特訓を受けたそうです。「石井先生に強く指導された記憶は鮮明です。そんな歌い方ではだめだと何回も歌い直された記憶です」と。 当時の皆さんは静大OBグリークラブのメンバーとして、今も「われら若人」を歌い続けて下さっています。  (完)

 

  当日の写真;島田氏と筆者 ()

 

 

(付録)「全学の集い」式次第 全ページ

          ⇒こちらから


« 1 ... 8 9 10 (11) 12 13 14 ... 78 »