こんにちは!学生レポーターの小林です。
さっそくですが前回の続きということで、キャンパスミュージアムの展示品を紹介していきます!
(考古ゾーン)
まず見に行ったのは、考古ゾーン。
縄文時代の貝塚や弥生時代の石鍬・畑跡が展示されています。
突然ですが、皆さん知っていますか?
現在の静岡キャンパスが位置する場所には、遺跡があったということを。共通教育棟から人文社会科学部棟のあたりにあった、縄文時代の遺跡です。5500年前ごろの特徴を持つ土器が出土したそうです。
見当もつかないほど、はるか昔のように感じますが、キャンパスミュージアムに来ると、目の前に当時の日用品があります。
また、静岡キャンパス内には、静岡大学構内古墳が造営されました。そこから出土した金銅製の太刀や勾玉が展示されています。静岡大学では60年以上にわたって考古学が研究されているのです。
戦国時代や幕末が人気の中、縄文・弥生・古墳時代は大河ドラマではやりませんよね(笑)
しかし、もっと前から人間は争っていますし、「この国はどのように始まったのか」ということが非常にミステリアスな面白い時代なのです。
(芸術・音楽ゾーン)
次に見たのは芸術・音楽ゾーン。
ここでは、インドネシア・マレーシアで使われている青銅器製打楽器や演奏を意味するガムランについて紹介されています。東南アジアでも、場所により装飾やリズムは異なります。様々な儀式に使われ、装飾は金色できらびやかでした。どんな音色なのかぜひ聴いてみたいものです。
(自然史ゾーン・標本ゾーン)
次は、展示室の奥にある自然史・標本ゾーン。このゾーンでは、植物・動物・鉱物・化石などを展示しています。
まず目に入るのは、大量の蝶と蛾です。
保存キャビネットの上に標本箱を並べている光景は印象的です。これらは、静岡大学の卒業生である高橋真弓氏(現在NPO法人静岡自然史博物館ネットワーク理事)がコロンビアで採集したものだそうです。1960年代に採集されたこの標本群には、現在絶滅した種や採取許可が取れない種がいる可能性があり、大変貴重です。
ひときわ目を引くのは、モルフォ蝶と呼ばれる、青く光って見える蝶です。ぜひ実際に見てみてください!とってもきれいです!
展示室の奥では、「白いカラス」がにらみを利かせています。
色素欠乏症によって白くなるのだとか。症状は様々なようで、このカラスは黒と白が混在しています。色素欠乏症で大人のカラスは珍しいと教えていただきました。とてもかっこいいですが、実際に見ると結構怖いです(笑)
目は義眼なので赤くはないそうです。(目が赤くないことについてかなり聞かれるのだとか)
そして知っている名前を見つけました。バオバブの木です。聞いたことある人が多いのではないでしょうか?
これはオーストラリアから持ってこられ、寄贈されたものです。本と比較すればわかりますが、かなり大きいです。今回は木の一部と木の実を持たせてもらいました。木は非常に軽く、壊れやすいように感じました。木の実が展示されていることは珍しいようで、貴重な経験でした。
こうして展示をじっくり見ながら、最後のセクションへ向かうことになりました。そこは、ほかのセクションと少し違う雰囲気をしています。
静岡大学に関係の深い、ある事件について紹介されているのです。
そこで次回は、静岡大学と第五福竜丸事件についてレポートしていきます。
こんにちは! 学生レポーターの小林です。
9月に入り、夜は涼しくなってきましたが、日中はまだ暑い日が続きますね。
さっそくですが今回は、大学の異空間とも感じられる場所についてレポートしていきます!今回は、見所満載ですので3つに分けてレポートします。
<キャンパスミュージアムへ>
みなさんは、静大に博物館があるのをご存じでしょうか?
「キャンパスミュージアム」という、静岡大学が研究や教育で蓄積してきた資料を展示している場所があるのです。
図書館前の円形階段が見える広場から北側に向かうと、理学部B棟に三つの入り口が。向かって右にキャンパスミュージアムという文字。ここには、初めて来たのでちょっとした緊張感をもって中に入ってみました。
キャンパスミュージアムがどんな所かというと・・・
キャンパスミュージアムは、1999年に始まりました。
それから年に数回、遺跡の発掘物や生物の標本の企画展を開催したり、静岡大学の歴史や試料を解説する講座を行ってきました。
2021年、理学部B棟の改修を経てリニューアルオープンしました。現在の館内は薄暗く、落ち着いた雰囲気のモダンな博物館です。
今回は、考古学を専攻している外山さんと運営に携わる宮澤先生に案内していただきました。
<展示>
それでは、ここからは展示を見てきましょう。
エントランスに入ると、「解説がない展示物」が。
積み重ねられた標本箱、研究道具と思われるものが雑然としています。
宮澤先生によると、「アカデミックな異空間」をコンセプトにしているそうです。
中に入ると、考古ゾーン、芸術・音楽ゾーン、自然史ゾーン・標本ゾーン、第五福竜丸事件と静岡大学ゾーンを楽しむことができます。今回は、印象に残ったものや代表的なものを紹介していきます!
と、行きたいところですが
展示品紹介は次回の学生レポートにて!
みなさんこんにちは!
「元」学生レポーターの鷲山です。
私、晴れて静岡大学を卒業いたしました!
が、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。新型コロナウイルスの影響で、卒業式は実施されませんでした。
卒業証書や祝辞は、郵送の形で送られてきましたよ。
さみしくはありますが、五十年百年に一度の出来事に遭遇したとう「レア」感もあり、少し特別感も感じています。
卒業論文も無事完成し、学科代表として学部の研究発表会にも出場させていただきました。様々な先生に興味を持っていただけてうれしかったです。
皆さまにもぜひ、「山梨岡神社の夔」をお見知りおきいただければと思います!
また、工事中だった、図書館前の階段が完成しました!
(工事中の記事はこちら「静大思い出の場所」
http://e-gaku.org/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=745)
遠くから見ると……
上ってみると……
振り返ると……
新しいこの階段を、新入生たちが上っていく光景を想像して、すこし顔がほころびます。
みなさんも大学にお立ち寄りの際は、ぜひ階段を「下って」みてください。開けた階段から望める景色が、個人的にはお気に入りです。
さて、これからの静大に向けて一言。
新型コロナウイルスの影響がありながら、3月31日現在、静岡大学は通常通りの始業になると聞いています。国内に入れない留学生や、帰ってくることができない留学生がいるのではないでしょうか?また全国から人が集まるという大学の性格上、感染者がいないと楽観することはできないと思います。
大学の注意喚起は「マスクをつけてきてください」とのことだそうですが、マスクが手に入らない学生はどうしたらよいのでしょう?
なぜ、学長は通常通りの始業を判断したのでしょうか。
そのような判断を下してしまう学長が推進した「統合再編」は、本当に静大を失墜させはしないのでしょうか。
(全然、一言ではありませんね……)
ただ、後の同学科の学生たちが、学びの機会を縮小されはしないかと、気が気でなりません。本当に資金が縮小されず、スケールメリットを失った大学が失墜しないというのであれば、何も言うことはないのです。
ただ、これからの静岡大学がどうなっていくのか、私は一抹の不安を抱えたまま卒業することになりました。
わが母校である静岡大学……も勿論、人文社会科学部並びに言語文化学科が益々発展していくことを願ってやみません。
最後になりますが、長らくレポートを読んでくださった方々、誠にありがとうございました!
またいつか、どこかでお会いできたらうれしいです。
人文社会科学部言語文化学科中国言語文化コース
鷲山可純



